フェンシング W杯、男子サーブル団体で３大会連続のベスト８入り！
先週末、男子サーブル、男女エペの
※ワールドカップ大会が開催された。
※グランプリ大会・・・
年3回、個人のみ開催される。
※ワールドカップ大会・・・
年5回、個人/団体ともに開催される
男子サーブルW杯
(ハンガリー/ブダペスト)
期間：2023/3/24~3/26
Gerevich-Kovács-Kárpáti Men’s Sabre Individual
Zarándi Csaba Sabre Team World Cup
団体戦において３大会連続のベスト８進出！
メンバーはストリーツ海飛、吉田健人、小久保真旺、徳南堅太。
初戦R32ではシンガポールと対戦。
９セット全てにおいて圧倒し
４５-２２で勝利。R16へ。
R16では直近２大会連続で
日本が勝利を収めているイランと対戦。
序盤はお互い譲らず３セット終了時で１５-１４。
中盤は日本のペースで進み
７セット終了時で３５-２６と
大きなリードに成功。
しかし簡単には勝たせてはくれないイラン。
８、９セットで驚異的な追い上げを見せ
１点差まで詰められる。
団体のエース小久保も負けじと
積極的に攻める姿勢を崩さなかった。
アタックが決まり４５-４３で勝利。
３大会連続でイランを破り
ベスト８に進出する活躍を見せた。
準々決勝の相手は
世界ランキング２位のハンガリー。
今大会の個人戦で優勝した
レジェンドSZILAGYを擁する競合揃いのチームだ。
序盤は日本のペースで試合が進むも
４セット目で逆転され、
そこからビハインドの展開に。
ストリーツが途中追い上げ１点差まで詰めるも
流れを寄せ付けきれなかった日本。
４１-４５で敗退となった。
サーブル種目の発祥国とされているハンガリー。
それに対しリードを奪ったり
追い上げる展開を見せたりと
確実に日本男子サーブルの
競技力が上がってきているのを感じる。
日本フェンシング史上における
歴史的瞬間までもう少しだ。
個人戦は本戦トーナメントに４名が進出するも
吉田健人、ストリーツ海飛の
ベスト３２が最高となった。
左からストリーツ、小久保、徳南、吉田
写真：日本フェンシング協会 Augsto Bizzi/FIE
詳細の結果↓
試合の映像↓ (Youtubeチャンネル)
男子エペW杯
(アルゼンチン/ブエノスアイレス)
期間：2023/3/24~3/26
TORNEO INTERNACIONAL
DE ESPADA MASCULINA OMAR VERGARA OLY (MH)
団体戦においてベスト８に進出も
表彰台には上がれず。
試合開始時点で世界ランキング４位の日本。
メンバーは加納虹輝、見延和靖、古俣聖、山田優。
R32はシードで免除。
R16でスペインと対戦。
お互い慎重な立ち上がりとなり
僅差でのシーソーゲームが続く展開となった。
８セット終了時で３０-２８。
最終９セット目でエース加納が強さを見せる。
スペインのエースに個人スコア１５-６と圧倒。
最終４５-３４で勝利を収め準々決勝に進出。
準々決勝の相手はハンガリー。
序盤の最後で相手にリードを許したことで
流れを掴めず、
それ以降はビハインドの苦しい展開に。
最終３９-３１のタイムアップで敗退となった。
ハンガリーのエースSIKLOSI不在の中
日本に対しリレーを繋ぎ切ったハンガリー。
若手選手も続々と力をつけてきている。
今後注意すべき相手だ。
各国、特に団体戦おいてパリ五輪を焦点に
合わせてきているように見受けられた。
一筋縄では勝てないのが団体。
格下の国でも“チーム”としてどう対策していくか、
どう戦うかがこれからさらに肝になってくるであろう。
個人戦は本戦トーナメントに５名が出場。
全員が初戦を突破するも、
ベスト１６には進出叶わず。悔しい結果となった。
中でも弓長昇主は高校生ながら
今大会で２度目のベスト３２入り。
(私自身は本戦トーナメントに
初めて進出したのが22歳、、
今後の活躍に期待できる選手の１人だ。
左から山田、加納、見延、古俣
写真：日本フェンシング協会 Augsto Bizzi/FIE
詳細の結果↓
試合の映像↓（Youtubeチャンネル）
女子エペW杯
(中国/南京)
期間：2023/3/24~3/26
個人戦は佐藤希望１名のみ
本戦トーナメントへ出場。
アメリカの選手に敗れR32進出ならず。
今大会は出場人数が少なく、合計１４６名。
しかも開催国中国の選手が約３０名出場しており
上位に入るチャンスの多い大会だったと言える。
団体戦は初戦R16で強豪フランスと対戦。
これに敗れ準々決勝進出とならなかった。
情報の規制等の関係でオフィシャルサイト及び
ライブリザルトの確認ができず。
詳細の結果↓【個人戦】国際フェンシング連盟サイト
詳細の結果↓【団体戦】国際フェンシング連盟サイト
公式の写真、映像も発見できず。
Instagram上にて
Fencing Center of Chinaを発見。
少しだけだが写真がアップされている。（公式かどうかは不明）↓
いよいよ次大会からパリ五輪選考大会スタート。
個人、団体のランキングも追っていこうと思う。
（個人的に気になっているのは
ロシアとベラルーシがアジア・オセアニア枠に入るかもしれないという動きが・・・）
今回のクリエイティブには
最近話題のAI画像生成を使用。
新しいことは難しい。
今後のスケジュール
↓パリ五輪予選スタート！！（のはず）
2023/4/21~4/23
女子フルーレ ワールドカップ
（ポーランド/ポズナン）
2023/4/27~4/29
男女サーブル グランプリ
（韓国/ソウル）
2023/5/5~5/7
男女エペ グランプリ
（コロンビア/カリ）