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フェンシング W杯(団体)・男子サーブルが8強!GP(個人)・男女フルーレでは松山恭介、上野優佳らが16強入り

 女子エペ、男子サーブル、女子サーブルの
※ワールドカップ大会団体戦、同時に
男子フルーレ、女子フルーレの
※グランプリ大会が開催された。

※ワールドカップ大会・・・
年5回、個人/団体ともに開催される
※グランプリ大会・・・
年3回、個人のみ開催される。世界ランキングの
ポイントはワールドカップの約1.5倍となる

男子サーブルW杯 団体戦
(ポーランド/ワルシャワ) 

期間:2023/2/12

 日本チームがベスト8に進出した。
メンバーは
星野剣斗小久保真旺坪颯登吉田健人
1回戦では前日個人で優勝した選手を率いるポーランドと対戦。全員でリードを保ち続け45-39で勝利し、ベスト16に進出。
2回戦ではアジアのライバル国イランと対戦。
強豪国相手に若手の小久保、坪が奮闘し45-37で勝利。準々決勝へ進出。
準々決勝では同じくアジアのライバルであり
世界ランキング1位の韓国と対戦。序盤はリードしていたが韓国勢の実力に屈し、38-45で敗れた。

その後順位決定戦において気持ちが切れやすい中、
切らさず2勝、最終順位5位になれたことは大きい。
(ちなみに5位は男子サーブル史上過去最高位!

本大会の結果をもって世界ランキングは
男子サーブル日本チーム 9位

男子サーブルの歴史を1つ塗り替えた団体メンバー
(左から坪、星野、吉田、小久保)
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE

詳細の結果↓

全試合の映像↓


男女フルーレGP
(イタリア/トリノ)

期間:2023/2/10~2/12

 男子フルーレにおいて
松山恭助飯村一輝ベスト16入りを果たした。

その中でも注目したいのが飯村だ。
2回戦において、世界ランキング1位のMARINI(イタリア)
圧倒、15-10で勝利した。

前日の予選を勝ち上がってようやく本戦に進み、
ランキング1位の選手と対戦することがわかると
気持ち的に”勝ててここまでかな”と自分で限界を決めてしまう時がある。
だが、この気持ちを乗り越えてランキング1位の選手に勝てた時は
”自分も1位を狙えるかもしれない!”と大きな自信に変わる。
飯村のプレーを見ると、既にこの感覚を手に入れているように見えた。
今回は惜しくも準々決勝進出はならなかったが
いつメダルを獲得してもおかしくない選手に成長している。

次大会も格上キラーの活躍に期待したい。

本大会の結果をもって世界ランキングは
松山 15位
飯村 34位

16強入りを果たした松山(左)と飯村(右)
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE


 女子フルーレにおいて
上野優佳辻すみれベスト16入りを果たした。
は久々のベスト16入り。
怪我から復帰しての活躍に注目していたが
本大会の2回戦で上位ランカーFAVARETTO(イタリア)に勝利。
3回戦では世界ランキング1位のKIEFER(アメリカ)に11-15で屈したが
パリ五輪のレースに食い込んでいく勢いを感じた。

本大会の結果をもって世界ランキングは
上野 12位
辻  58位

16強入りを果たした上野(左)と辻(右)
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE

詳細の結果↓

全試合の映像↓


今後のスケジュール

2023/2/23~25
男子エぺ ワールドカップ(ドイツ/ハイデンハイム)
2023/2/23~26
男女フルーレ ワールドカップ(エジプト/カイロ)
2023/3/2~4
男子サーブル ワールドカップ(イタリア/パドヴァ)
2023/3/3~5
女子サーブル ワールドカップ(ギリシャ/アテネ)
2023/3/10~12
男女エペ グランプリ (ハンガリー/ブダペスト)

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