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何者にもなれない

母親に管理してもらっている小遣いを出してもらい、横浜に行った。有隣堂で今日発売の、又吉直樹のエッセイ集を買った。会計の時にお金を出したら、財布のお金がお金が思っていたよりも多いことに気がついた。3千円をもらったつもりが、4千円もらっていた。そこでラッキーと思ってしまうのが良くない。何もラッキーではない。使わなければいいのに、使ってしまった。残りは700円。アニメイトで注文していた霊幻新隆のフィギュアを受け取った。アニメイトと同じ建物内のスタバでエッセイ集を読む。ふと通知を見ると、高校の頃の顧問からメールがあった。3年間担任だった先生が異動になるらしい。「会える日はありますか?」と返信を打つ。まもなく「今日でしょう!」と返ってきた。私のことを暇だと思っている人が多すぎる。本当に暇なのでなにも言い返せないのがまた、惨めになる。暇でよかった、とも、暇じゃなければよかった、とも思う。だって、フィギュアを抱えて母校に行く10年前の卒業生(無職)、キツいだろ。私が担任なら、やだよ、そんな人きたら、ちゃんとしろと思う。私はちゃんとできていない、と思っている。しっかり自覚している。卒業して、大学入って中退して、専門入って卒業して、無職三年目になった。なんかしら創作で生きたい気持ちはあるが、鳴かず飛ばずの状態が五年くらい。もっと積極的になって頑張ればいいのに、親の優しさにあぐらをかいてだらけているのは事実。何者かになりたい、でもその努力をしないと何者にもなれない。分かってはいるのに、諦めているような気持ち。消えてなくなりたいと思ってしまう。生きているのは悪いことではないが、存在が悪いような気持ちで、最近は生きている。

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ささの うゃ(UYAMUYA)
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