それでも笑っていた
最近出会った同い年の女の子がいる。
母子家庭だったこともあり、育ててくれた感謝があるから親孝行したい、、と。
自分は外の世界に出たら変われるのか確証はないから踏み出せないと、今県内の企業で就職活動をしていると言った。
毎朝家族の喧嘩で起きるらしい。
祖母が自分の母の教育を怠ったことから、祖母は悪者扱いだと言う。
その過去を実際に見ていない娘はそう教えられたから、祖母を守りたいとはもう思えないところまできているらしい。
それって悲しい。
私の母、父はとても優しく、なんなら甘やかされて育った。
やりたいことをやって、自分の選択した先を支援してくれた。
味方だった。
境遇が違いすぎて説得力がなさすぎる自分の口からの振動が空気を揺らすことはなかった。
だって、家族じゃないの?
これは通じないことも多いらしい。
その子は30歳くらいでもう終わりにしたいと口にした。
祖母を見てると、自分の子を産むことなんて考えられないし、自信もない。
生きてと、素直に言えなかった。
幸せの形は無限だ。
今日が1番幸せだったかもしれないし、20年後とかに来るかもしれない。
その未来を見る前に空になりたいという考えは少し理解できた気になった。
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