チャミスルのCMをマーケター目線でベタ褒めします
こんにちは、サンチャゴです。
今回は最近たまに流れている、チャミスルのCMについてかなり印象深かったので、その理由についてマーケターの視点で解説をしていきたいと思います。
そもそも、チャミスルとは韓国の焼酎のことであり、ショットで飲むことが多いアルコールとなります。(私にはアルコールが強くて苦手でした…)
どんなCMかがイマイチわからない方は下記のYouTubeの動画を先にご覧ください。
この記事を読んで得られること
マーケターであれば参考になる、以下の2つの教訓を学ぶことができます。
消費材でも〇〇をベースとしたTVCMを作ることができる
興味をひく手段として、〇〇を△△的に見せることが重要
では、1つずつ解説をしていきます。
そもそもCMが気になるきっかけは?
まず、最初にあなたがこのTVCMを見たときにそもそも目をひいたでしょうか?また、目をひいた場合はどのようなことを思ったでしょうか?
私がこのTVCMを見たときに最初に思ったのが、
Netflixの新しいドラマかな?
ということでした。
そう思ったきっかけとして、冒頭の2秒から始まる
韓流なBGM
ベッドから起きるイケメンの1カット
「地味な会社員と」から始まるナレーション
などが挙げられ、そこから物語が繰り広げられるようにさまざまな登場人物やシーンのカットが映し出されます。
このCMを最初に見てまさかこれがチャミスルのCMと気づいた人はなかなかいないと思いますし、私も騙されました。
そして、CMの最後で実はチャミスルのCMでしたというユーザーに対する驚きが待っているわけです。
ここで言えるのは、アルコール飲料のような消費材でも物語をベースとしたCMを作ることができるということであり、人は物語に興味がいきやすいということです。
特に商品やサービスの便益などがコモディティ化している場合は、今回のようなブランドのイメージも同時に醸成するようなTVCMはとても有効だと思います。
ドラマの広告はなぜ興味をひくのか?
ここまで読んだ方の中には、消費材のCMで物語を使っているのは割と見かけるけど…と思った方も多いと思います。
ただ、このチャミスルのCMには他の消費材のCMとは大きく異なる興味をひくポイントがあるのです。
その解説をする前に、このCMはある物語の紹介をするCMになぞらえて作られているということがあり、映画やドラマのCMを真似ていることがわかります。
では、なぜ映画やドラマのCMが他のCMと比べてユーザーの目を興味をひくかというと、人間には物語のシーンを断片的に見せられたときに、その流れを補完したくなるような本能が働くためです。
そのため、他の消費材のでよく見られるCMがその30秒の間に、物語が完結するのに対して、チャミスルのCMは物語の断片的な部分しか見せていないので、より興味をひきやすくなっていたということです。
もちろん、ただ断片的な物語を見せるだけだとユーザーのヘイトを溜めそうですが、きちんと専用サイトも用意されているので、参考までに共有しておきます。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に冒頭に挙げたクイズの答えですが、
消費材でも物語をベースとしたTVCMを作ることができる
興味をひく手段として、物語を断片的に見せることが重要
となります。
これからも、マーケティングに役立つ情報を上げていきますので、よかったらフォローやいいねをよろしくお願いします!
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