【ゲーム思考】 1-5:目標の工程を楽しむコツ
前回の記事で、「目標の工程を楽しんだもの勝ち」という話をしました。
とはいえ世の中、楽しみを見出しづらいものが多いことも事実ですよね。ということで今回は、なかなか楽しみづらい状況でもできる限り楽しみを見出すコツを考えてみましょう。
まず1つ目は「大きく捉える」です。
目の前のことをひとつひとつ小さく見るのではなく、大きな目標とか大きな流れとして捉えるということです。
部活動で例えるとわかりやすいかもしれませんが、大好きなスポーツや音楽などをやっている中でも、辛いトレーニングや練習など、小さく切り取れば嫌なことは山ほどありますよね。しかしそれでも、大きな括りとしてそのスポーツや音楽が好きであり愛着があるからこそ、目の前の嫌なことも大抵のことは我慢できているはずです。
これを常に念頭に置けるならば、今まで嫌だったようなことも、我慢するどころか、「好きなことを楽しむためのスパイス」くらいの楽しいこととして捉えられるかもしれません。
そして2つ目は「終わった後を想像する」です。
目の前の辛いことを乗り越えて何かを達成した後は、自分がどんな状態になれているのか、どんなリターンを得られるのか想像します。解放されて一息ついて達成感に満ち溢れた自分や、達成を喜んでくれる仲間の顔を思い浮かべるのも良いでしょう。
3つ目は、「数字を意識する」です。
これは勉強が得意な人が自然と身につけているテクニックでもあるのですが、例えば目の前に100ページの書類があったとしたら、それを「敵の残りのヒットポイント(エネルギー)」と置き換えて、読めば読むほど敵を倒すことに近づいている、と考えればゲームのように考えることができます。
山登りでも、登り初めの時に頂上を見上げると本当にたどり着けるのだろうかと不安になりますが、いま何合目なのか、を意識して登ると良いとよく言われます。
1割、2割、3割とだんだん進んでいき、これをあと3回繰り返せば頂上だ!というように、ゲームのメーターのようにイメージできます。また、そこまでやってきたエネルギーを無駄にしたくない、という気持ちが働くため、そこからは意外と苦痛になりません。
このように数字を意識する方法は非常に簡単にできて、効果の高いテクニックです。
最後に、「とにかく発散する」です。
楽しんだもの勝ち、なるべく楽しもうとは言ったものの、どうしても楽しめないことだってあるでしょう。逃げられるなら逃げるというのも一手ですが、それも不可能だ、なんてこともよくあります。
その場合は、とにかく他でストレスを発散して何とかしましょう。
素晴らしいRPGでも、「あれだけはいらないよな」「あれは余計だった」「バランスが悪すぎた」と思いストレスが溜まるポイントはあります。
ゲームでもあることは人生でもあるのではと捉え、終わった後に自分にご褒美を用意する、ストレスを発散する、などして頑張りましょう。
どうしても若干の理不尽がある、残念ながらそれもゲームと人生で同じなのです。
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