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【ゲーム思考】 1-1:大きな目標

RPGと呼ばれるゲームには、何かしらの「大きな目標」が設定されていることが多いです。

例えば、「ドラゴンクエストI」では、伝説の勇者ロトの血を引く主人公が、姫をさらったドラゴンを探したり、闇の覇者でラスボスの竜王を倒したりします。とにかく『竜(ドラゴン)を探求する(クエスト)』する旅なので、ドラゴンクエストだったのです。

ここで人生についてもゲームになぞらえて考えてみます。

人生に何か大きな目標を設定すると、自分はそれを達成する壮大な物語の主人公のような気分になるため、ただ生きているだけでも少しずつ大きな目標につながるストーリーを紡いでいるように感じられます。人生に張り合いや味わいを与えてくれます。

そうは言っても、「別に大きな目標なんてないよ」「それを探してずっとさまよっているんだよ」という人も少なくないでしょう。

でも大丈夫です。

RPGには、「ドラゴンクエスト」のように大きな目標が決まっているタイプのRPGもあれば、ちょっとした日常からなし崩し的に大きな運命に巻き込まれていくようなRPGもたくさんあります。

そういった主人公はとにかく生きる、旅をする、世界を広げる、仲間を増やす、世界の謎を探求する、などなど、とにかく自分らしく生きています。あるいは、何も考えずにただ進んでいたりすることもありますが、それでも物語全体としてはちゃんと前に進んでいます。

なので、必ずしも人生に大きな目標が必要というわけではありません。

大きな目標がある人は、そういうストーリーの中を進んでいるのだと思い、大きな目標がない人は、大きな目標を探すこと自体を楽しんだり、あるいは目標にこだわらずに運命の流れや人生そのものを楽しむ、というようなことを目標として設定すると良いでしょう。


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