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最高のおふろ時間を届けるまでの道のり|季節を旅するおふろ<後編>
こんにちは!セールスチームの金川です。
先日のいいふろの日(11/26)にお披露目となった給湯器メーカーのノーリツとユカイ工学が共に取り組む新サービス「季節を旅するおふろ(以下、旅ふろ)」。
ぽかぽか、あったか~いおふろで楽しめるアイテムをぎゅっと詰め込んだサービスです。
このnoteでは旅ふろお披露目までの道のりについてご紹介します🛀
▼旅ふろ<前編>についてはこちらをご覧くださいね。
はじめてのサービス作り
旅ふろのサービスを通じて、どんな人に、どういう気持になってもらいたいのか。
何を届けたら、慌ただしく過ぎていく日々の中で季節を感じられる幸せなおふろ時間になるのか…。
両社にとってはじめての試みだったため、まずは「大切にしたいことは何か」から考えました。
おふろ時間といっても、入る時間帯、シャワー派、湯船に浸かるなど、人それぞれ時間の使い方が違います。プロジェクトを一緒に進めているBathトラベラー(*)でも、私は毎日ササっとシャワー派、この企画の発案者でプロジェクトマネージャーのノーリツ河合さんは湯船に浸かってしっかりデトックス派。
おふろの入り方によってユーザーの幅を制限したくないし、日々の忙しさで季節をなかなか感じられない人にこそ、「今日も自分お疲れ様!」とご自愛タイムとして旅ふろを活用して欲しい、そんな思いで企画を進めていきました。
(*)Bathトラベラーとは?
日本全国の温泉や、心地よい湯をみつけて入浴を楽しみ、人に伝えたい、おふろの魅力を発信するおふろをこよなく愛する旅人。
2020年内に社内テスト実施を目標に
検討開始のころは外出自粛期間の真っ最中で、友人や家族に会いたくても会えない、旅行にも行きづらい状況でした。離れていても、人の温かさが感じられるようなコースとは?を模索しました。
▼コース毎のコンセプト
お気軽便:季節のおふろを気軽に楽しむ
ぽかぽか便:季節のおふろで家族をつなぐ
おふろにまつわる贈りもの:季節のおふろ時間の共有
コースが決まれば次は商品選定。
おふろのことを考え続けて70年のノーリツ社が、新しいおふろ体験を提案することが重要ポイントです。
Bathトラベラー全員で何度も議論を重ね、自宅や打合せ時に商品使用感チェックの繰り返しました。
他にどんな商品があるのかメーカーに問い合わせたり、旬の香りを届けるために季節のフルーツを農家さんやフルーツコーディネーターに相談したり。
一人ひとりのこだわりが強く、まとまるまでとにかく濃ゆ~い時間でした。
梱包資材に悩みながら、自分たちで商品を詰め合わせ。
これが予想以上に大変でした。商品が傷まないように、開けたときにぐちゃぐちゃにならないようになど、気を付けるポイントがたくさん!
ノーリツ社のショールームをお借りして商品を撮影したり、こだわりポイントを伝えられるように、チラシやシールも作りました。
いよいよ発送~!
季節を旅するように、おふろを楽しむ体験を作ろう
商品お届け後、協力いただいた皆さんから良かった点・改善点をたくさんフィードバックしてもらい、次なる目標は2021年中に本サービスを開始することに。
・サービス名はどうする?
・届けるコースのコンセプト、ズレてない?
・コースの内容と価格帯は?
・生鮮品は扱いづらいのではないか?
・本サービスでは、バイヤーさんにも入ってもらおうか?
・課題が多かったアセンブリ(梱包)はどうしようか?
・どこで、いつから販売する?
…
などなど、検討事項が盛りだくさん!
お届けする商品にはとことんこだわって、決して妥協しない私たちBathトラベラー。課題をひとつずつクリアにしていきました。
協力者が増えていく中、商品に精通しているバイヤーさんにも加わっていただき、心強い味方に。
日本各地のこだわりの逸品を集めてくださり、商品提案会では「何これ!はじめての質感!」「めっちゃいい!!」と毎回大盛り上がり。最初に感じた印象を一番大切に持つように心掛けつつ、各自自宅でも使用感レビューを行いました。
そんなバイヤーRさんから、商品選定メッセージをいただきました。
▼毎日のおふろがちょっと楽しみに:お気軽便
「最近旅行に行けていないな・・ そんなあなたに、気軽に各地の特産を体験していただきたい!という思いからできたのがこのセット。 それぞれの特産地に思いを馳せながら、お風呂で癒され時間を体験してみてください。」
▼ぽかぽか気分を、あなたにも、わたしにも:ぽかぽか便
「一日の終わり。有名温泉地である、下呂温泉や別府温泉の温泉エキスをふんだんに使ったお風呂アイテムで疲れを癒してく ださい。現地に行けなくても、お風呂の効果をお楽しみいただけるのではないでしょうか? 寒い冬のこわばったカラダを存分にいたわってあげてくださいね。」
▼いつもありがとう!の気持ちを“冬”のおふろ体験ギフトで:おふろにまつわる贈りもの
「冬の木枯らし吹く、休日のとある日。今日は、午前中からゆっくりお風呂でまったりしてみませんか? 寒さ厳しい時だからこそ、入浴時間を楽しみながら、ゆっくりとカラダのケアをしてあげてくださいね。」
シャワー派のわたしが、湯船に浸かる派になっていた
実はわたし、金川は湯船に浸かるのは実家へ帰省したときのみで、おふろはただのルーティン。季節問わずシャワー派でした。
「湯船に浸かるのはめんどくさいけど、慢性的な末端冷え性なんですよね~」と、おふろ大好き河合さんに相談したら、裏テーマが『金川が湯船に浸かってくれるようになること』になっていました。
初めて目にするおふろグッズを試したり、湯船に浸かることによる効果・効能を知るうちに、気付いたら基礎体温が少しあがり、代謝がよくなったことを実感。気づいたら、今ではほぼ毎日湯船に浸かる生活になっています。
おふろの入り方は人それぞれ。リラックスタイムに、リフレッシュに、自分にとって一番心地よい入り方があると思います。そんなおふろ時間のお供に、「旅ふろ」で季節を感じてもらえたら嬉しいです。
ユカイ工学と取り組んでみて by ノーリツチーム
発案者・PMの河合さんより
ユカイ工学様は「セカイをユカイに変えるスペシャリスト集団」ということもあり、私の実家での季節湯の体験を基にしたおふろ体験のアイデアを、より愉しく豊かな発想で、みんなに自信を持っておススメしたくなる「商品」にまで繋げていただきました!
テストマーケや今回の販売に至るまで、何度も何度もさまざまな壁に直面してきましたが、お客さまへの体験価値に妥協せず、真摯に課題と向き合って、プロジェクトを遂行してくださったBathトラベラーメンバーには、感謝しかありません。
特に、シャワー派の金川さんが、本プロジェクトを通じて、「入浴すること」に価値を見出し、「湯船に浸かるようになった」という行動変化は、このプロジェクトを進めてきて、本当に良かったと思える嬉しい出来事です。
「自宅のおふろで旅をするように季節を感じること」
そんな体験が、より多くの方にお届けできるよう、また「おふろは、入浴派」を増やせるよう、今後も湯船に浸かりながら考えていきたいと思います。みなさまの入浴時間が、「旅ふろ」を通じて、明日を前向きに始めるきっかけとなるバスタイムとなりますように。