![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147581958/rectangle_large_type_2_96daa4c1021269b47577b2282378e504.png?width=1200)
株式会社山梨中央銀行|UX研修実施レポート
2023年から 株式会社山梨中央銀行さまにて デジタルビジネスデザイン領域のDXマネージャー向けの実務UX研修を担当させていただいております。
経営層向けDX社内勉強会の講師を務めさせていただいて以来のご縁で、
「DXを推進する人財を育成するために、ユーザー視点が大切」という観点からご依頼をいただきました。
本研修では、DX推進の土台は大前提とした上で、
しかし最初からシステムありきの発想に偏らないことに留意しました。
ビジネス(事業目的や現実的な制約・技術面)の観点で適切か?
だけでなく
実際に使うユーザー(お客さまや自社の行員)の状況でも適切に機能するか?
を視点を切り替えながら受講者の皆様に考えていただきました。
両方の立場からあるべき課題解決策を導き出し、その中でデジタルを適切に活用するプロセスの最初の一歩を体感いただける内容です。
研修概要・目的
2023年、2024年と2回で合計28名の方にご参加いただいた本研修。
第一部は座学研修の復習とミニテスト。
第二部は実際の実務を想定したアウトプット中心のワークショップ。
合計4.5時間のコースです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718889573308-C3S2sGzfX9.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1718889730566-NmqH1S5CBQ.png?width=1200)
このコースが目指したのは
ベストが無理でもベターなUXを粘り強く追求する実践力。
基礎知識を机上の空論で終わらせず、
自分ごと化して各々の日々の実務に落とし込んでいくことを目指した研修でした。
ワークショップ
この研修で実施したワークは、実際の既存サービスの改善企画。
実際の新規事業のひとつを題材に、
ビジネス制約 × ユーザー要望のせめぎ合いの中で、現実的な落とし所を整理し社内で起案する、という一連のプロセスの擬似体験です。
自分が考えるユーザー視点
と
生のユーザーが見ている視点
あるべき理想像から考える要件
と
現実的にいま・自社がとれる選択肢
デジタルでできる/やるべき範囲
と
敢えて人が対応した方が良い部分
それぞれにギャップがあること、妥協せざるを得ない局面もあること、歯痒さの中で現実的でより良い解決案を探る重要性などを
インプットとアウトプットを繰り返す4つのワークを通して体感いただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718890083993-uy4IIIKwI5.png?width=1200)
ハイライトは実際のお客さま候補3名分のユーザー調査動画。
ユーザー理解を深めた後は、みなさん明らかにアウトプットの質・量・早さがレベルアップしていました。
いただいたご感想・コメント
最後に、ご参加いただいた皆さまから頂戴したご感想を一部ご紹介させていただきます。
単にDXの勉強で終わることなく、日々の業務に結びつく物事の考え方が変わる機会となった
現状維持の保守的な考えは捨てて、UXの観点から改善できるものはしていきたい
実務に近く、さらに分かりやすく、ひとつ変わった実感もある
座学での知識や情報のインプットだけでなく、個人ワークやグループワークを通して、UXの重要性やそれが自分を助けることを実感するという体験ができたので、今後仕事をするうえで取り入れていこうと感じることができた
ユーザー視点と重要性、ビジネス視点との折り合をつけることも大切だという点を痛感しました。
3名のインタビューを聞く前と聞いた後で、自身の考え方や見方が変化していることが実感でき、とても面白かった。
1回目も2回目もみなさんの集中力は非常に高く
終わったあとしばらく議論が続いているグループがあったり、継続的な受講を望む熱量の高いお声もありました。
ユーザー視点をふまえながらDXを進める難しさと面白さに向き合い、最後にはそれぞれの現場に置き換えた「明日からの業務への活かし方」を具体的なイメージで語ってくださって、すばらしい学びを持ち帰られている様子が印象的でした。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
UX研修サービスのご紹介
株式会社knowlでは、個々の組織の課題感や対象者に合わせてカスタマイズしたプログラムをご提供しております。単発セミナーから年単位での育成プランまでご要望に応じて最適なカリキュラムのご提案が可能です。
ご興味のある方は会社HPのお問い合わせからご相談ください。