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多数の人は学習コストを払いたがらない。

例えば、銀行で融資だったり、投資の話を持ちかけられたり持ちかけたりした時に、その銀行員やもしくは機関投資家がハーバード出身だったり東大出身であるかどうかが一種の信用のアドバンテージになる。

なので、外資系のファンドは、ハーバードを卒業した生徒を能力の有無に限らず青田買いする。

例えば、無名大学のビジネスを首席で卒業した人材と、ハーバード大学のビジネスを卒業した人材だと、

往々にして、無名大学の首席の人材の方がポテンシャルも学習量も高い事があります。

リクルートする、外資系もそんな事は重々承知の上でハーバード大学の学生を青田買いするのです。

それは、大凡大多数の顧客は、その人材がどれだけ能力が有るかなんてわかりません。

そうすると、手っ取り早くその人材を評価する上で、一流大学というブランドは即、信用につながります。

要するに、学位は、知能と自律の資格のようなものであり、その学位の取得が困難であれば有るほど、人々の信頼を稼げます。

勿論、学歴が高ければ高いほど、それ相応の学習コストを支払っていますので平均は高くなります。

所が本質的には、人を介するビジネスにおいては、相性だったり、どれだけポテンシャルを出せるのか?

が大きなファクター、要素になるわけです。

所が、素人であるビジネスのサービスを受ける側の顧客は、誰がどれだけ有能か?有益か?なんて分かりません。

どうしても少ない情報で判断しなければならない為に、学歴で信頼するしかないのです。

また、そう言った素人が顧客の大半なので、ビジネスを効率的に行う上では

優れた能力

よりも

優れたブランド力

の方が価値があるのです。

これは何を示唆しているかと言うと、学習コストを払わない大半は物事の判断材料が手狭になるため、

少ない情報からしか選択出来ません。この場合ですと学歴でしか判断出来ない訳ですね。

所がちゃんと何かをする時に学習コストを支払って、例えば投資信託するときでも、何処が良いのか?

誰が優秀なのか?が最低でも判断出来る位の学習コストを払えば、学歴以外の判断材料が増えます。

要するにこれはある意味本末転倒な話なのです。

何故なら投資信託はそんな、学習コストを払いたくない人に向けた商品やサービスを提供しているわけです。

これは、彼らの代わりにプロを雇って、専門家がアウトソーシングしてくれるのがビジネスの核な訳です。

所が素人を相手にするビジネスをする場合どうしても共通の認識が必要です。

要この場合は自分たちが如何に

優秀

信頼

出来るか?

って部分ですね。彼らは投資の素人なので、テクニカルとかファンダメンタルなんて言ったてついてこれませんし

だからといって彼らからお金を取る事が目的なのでどうしても何かしらの方法で彼らから信頼を勝ち取らなければなりません。

なので、例え経済の知識やパフォーマンスとしては上の下だとしても、ハーバード大学という

殆ど誰もが共通して知っている信頼のブランドを青田買いした方がお互いにとって合理的なのです。

ここが大きなボイントで、そもそも楽して何かを手に入れられる事なんか殆どありません。

楽してうま味を手に入れられるのは宝くじが当たるとか殆ど運ゲーです。

そして、メディアとかで成功したり、投資して上手くいっている人は全員何らかしらの学習コストを払っています。

ここに関しては全員と言えます。いま上手くいっている人、将来の為に投資信託に走る人の中で突飛して上手くいっている人材は

全員

学習コストを払っております。

だから、少なからず上手く行く余地があるのです。

学習とは、殆ど唯一と言って良い位、不確実性を下げる行為であり、

投資信託をするでも誰かに頼っている限り、

学習コストを払うのを拒否している限り、大きく儲ける事なんかあり得ません。

少しでも気に入ったり参考になれば幸いです。 いただいたお金で本を買いより有益な情報をお伝え出来れはと思います。