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【🇮🇹イタリア校④】UWCに来たからできたこと!?〜本場でカンツォーネを歌う〜

 Ciao! 1週間投稿を無事続けることができた、イタリア校のポモドーロです!今週ちょっと忙しいので、今回は長編の旅行ブログではなく、最近の課外活動中に起きた出来事をちょこっと紹介したいと思います。

 僕はCASというIBの指定する課外活動の一環で、地域の老人ホーム訪問を週一回ほど行っております。勿論、入居者の方々との会話は全てイタリア語。まだイタリア語の学習を始めたばかりの僕にとっては、相当ハードルが高いです…ただ思ったより毎回のセッションは楽しくて、イタリア語学習のモチベになっているので、全然OKです!!!(余談ですが、僕はイタリア語のBSLという中の下レベルのクラスをとっています。←感覚でいうと、ロマンス諸語とかに親しみのある人がとるクラス。超初心者の僕は普通とるもんじゃないけど、面白そうだったから選択。今の所、一番好きなクラスです。)

 老人ホーム訪問の際には、毎回異なるアクティビティを用意していくのですが、今回はなんとびっくり、カラオケマシーンを施設の方が用意してくださってました。

 というわけで、早速歌ってみよう!ということになり、まずはちょっと気が早いクリスマスソングをチョイス。僕は歌わなかったのですが、あまり盛り上がらず。なんたってイタリア語で歌ってないですからね。

 そこで、歌のチョイスをイタリア語に変えて再挑戦。すると、入居者の方々も楽しそうに一緒に歌ってくれました。同じグループのメンバーがイタリア語結構上手なので、そこでうまくコミュニケーションをとりつつ。ちょっと微妙な雰囲気になると、引率の先生が頑張って歌ってくれました。普段授業を受けることのない先生なので、意外な一面を知れてよかったし、それがきっかけで場もうまくほぐれ始めたと思います。

 ただ気が付くとネタが切れた様子、、、どの歌を歌えばいいかみんなわからなくなってきました。ここまで、僕はまだ一曲も歌わず、手拍子しかしてない、、、何か貢献しなければと、必死に頭を回転させます。と、ここで思いつきました。イタリア語の曲で知ってるのと言えば、昔の音楽の授業で習った「サンタルチア」があるじゃないか!イタリア南部の都市、ナポリの伝統歌謡でカンツォーネと呼ばれるジャンルに属します。まあ、いわばイタリアにおける演歌です。個人的には、結構な人が音楽の授業で習った曲の一つではないかと思うのですが、、、

 渋いなと思いながら、しっかりとメロディー知ってるのはこの曲しかないと思い、勇気を出して歌い始めると、、、

「あれ、楽しいし、みんな歌ってくれてるぞ」

 そうなんです。意外とウケ良くてビビりました。あと、歌っているとだんだん感慨深くなってきます。イタリアでイタリアの伝統歌謡を、イタリア人の目の前で歌っているなんて、、、ここUWCイタリア校に来なかったらあり得なかったことです。欲を言えば、ナポリで歌いたかったですが、イタリア国内のどこかで歌うだけでも、日本の片隅にある学校の音楽室で歌うより、はるかに感慨深いです。

 最後は合唱状態になり終了。歌い切った後は、すごく安心したと同時に、まだ3回ぐらいしか会っていない入居者の方々たちから、温かい雰囲気で拍手をもらったことが、すごく嬉しかったです。

 同グループの人たちからも、「すごかったよ!!!」、「あんな静かだったのに、こんなに歌うなんて」という称賛のコメントをいただき、誇らしい気持ちになったと同時に、日本の音楽の教科書と、あの時の音楽の先生に感謝の気持ちでいっぱいでした笑。(そのうち一人の先生は、オペラに詳しい方でイタリア語ちょっと勉強していたので、余計、、、笑)

 もう一回言いますが、こんな経験UWCイタリア校に来ないとできなかったと思います。音楽関係に興味がある人は、是非是非イタリア校へ!思いもよらぬ出会いが待っているかも?です!

 それでは、また次回の投稿でお会いしましょう。ciao ciao!



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