【🇮🇹イタリア校⑧】結局Duinoってどんなもん？

あけましておめでとうございます！新年一発目の投稿もイタリア校、べねじくとからです。とうとう楽しかった冬休みも終わりを迎え、私はイタリアに帰ってきました。やはり三週間というのは短い時間でしたが、久しぶりに家族や友達に会い、楽しい楽しい帰国になりました。
そんなことは置いておいて、とうとうDuinoに帰ってきました。今となっては第二の家のような（？）場所です。でも、よく考えてみれば、５か月前を振り返ってみると、「Duino？んーよくわかんないわ。」と、全くはっきりとしたイメージをつかめていなかったな、と。そこで、もっとイタリア校を知ってもらうべく、Duinoの紹介をしていきたいと思います。

謎多きDuinoに迫る

点在する、とは

読者の諸君！イタリア校の説明でよくある言葉はなんだー！
そう！「村に点在している」！

これがイタリア校最大の特徴の一つです。「村に点在してるっていうけど結局どういうことよ？」と思っている人も多いと思います。私も、その一人でした。生徒の一人となった今、言えることとしては「村に点在している」、のみ。本当にこの言葉通りです。学校の関連施設が村のあらゆるところに散らばっていて、例えば寮だと、海に一番近く、食堂まで歩いて8分ほどかかる寮もあれば、食堂の真上にある寮もあります。また、授業が行われる建物も散らばっていて、基本的な授業が行われる建物、一部の授業が行われる建物、理科科目が行われるLabに分かれています。なので、授業間の移動では建物の中だけでなく、村の中を移動します。ただ、ものすごくばらばらに建物が散らばっているわけではないのでご安心を。

ちょうどいい田舎感

といっても、ド田舎から出てきた私からして、という話かも。（都会出身の2nd year二人もいいくらい、みたいなことを言っていた気もする）ただみなさん、村、と聞いたからと言ってただの田園風景広がるド田舎を想像してはいけません。Duinoはそんなに田舎じゃない！！徒歩５分と少しくらいで大きいスーパーに行けるし、村の中にはレストランも、Bar（カフェみたいなところ）もあります。こんなところをどうして田舎だといえるでしょうか、いや、言えません。（反語なつかしい）近くの大きな町トリエステにはバスで30分くらいで行けます。学校から出たらすぐにジェラートやお菓子、ピザなどを売っている小さいお店もあります。この、ちょうどいい感じに都会から切り離され、のんびりとした時間の流れを感じることができつつも、生活に必要なものはそろう、というところが魅力的です。

ただの村、、、ではない！

Duinoをただの村だと思ってはいけません。いや、まあ村ですが。Duinoは観光地でもあるんです！浅草のような有名観光地ではなく、ひっそりとした名所、のような観光地です。ある寮の隣に建っているDuino城にはかなりの観光客が海外からもやってきますし、私たち生徒も生徒証を見せればいつでも無料で中に入ることができます。Duino城には新Duino城と旧Duino城があり、プロモーションの写真に写っているほうは新しいほうです。古いほうはまだ行ったことはありませんが、崖の上にあり、石造りで遺跡のような見た目をしています。また、有名な詩人のリルケと何らかの接点があるらしくRilke Pathというなだらかめの山道が海に沿って走っていて、そこにもまた海外から歩きに来る人たちがいます。たまにバス停でバスを待っていると、観光客の方に質問されてそこから会話が弾む、なんていうこともあります。このように、日常的に観光客もいて特別感もあるけど、あくまでも静かで温かい村だということは変わらないのが素敵！だなんて思っています。

村の人とのかかわり

村の人たちともCiao！と挨拶を言い合います。普段会話があるかどうかは人によって村人のおじいちゃんおばあちゃんの中に友達がいる人といない人やイタリア語のレベルで変わってきますが、かかわりは村の中ですれ違うだけにとどまらず、CASの中でかかわることもあります。例えば、私の卓球のスーパーバイザーをしているのは村の小さなお店のおじいちゃんですし、ほかのCASでは村にある小学校に通う小学生に英語やアートを教えるなど、子供とかかわりを持つ人もいます。

自然の美

UWC Adriaticと名乗るからには、Duinoはアドリア海に面しています。夏には高さ5メートルくらいから飛び込んだり、朝からPorto（港）で泳いだりする人もいれば、冬に泳ぎに行く人もいます。夏は外部から多くの人がPortoに海水浴に来て肌を焼いたりしています。冬にはさすがに海水浴客はいませんが、だからこそ静かなPortoに友達と行くのも、一人で行って思考をめぐらすのもいいなと思います。少し歩けば隠れ家的な岩場と小さなビーチのようになっているようなところがあり、そこに行ってのんびりする人も夏にはよくいました。海は私たちの学校の中ではそれだけ大きな存在感を持っています。
そして、イタリア校の朝焼けと夕焼けは他校に負けないくらい本当に美しい！冬はさすがに寒すぎて外で食べることはしませんが、まだそれほど寒くないときはよくメンサの外のバルコニーの席で城と海、美しい夕焼けを見ながらご飯を食べていました。（贅沢！）
また、Duinoにはとにかく猫がたくさんいます。どこを見ても猫。うれしいことにみんなフレンドリーな猫たち。撫でさせてくれます。いつから誰が始めたのか不明のcats.of.duinoというインスタのアカウントもあったりします。そして先ほども書きましたが、Rilke Pathは緩めのハイキングコースで、木々に囲まれながら海沿いを走っていて、ところどころ海を眺めることのできるスポットがあったりするので、そこで考え事をしたり読書したりして気分転換としている人もいます！

結局Duinoは。

いいところです。きっと皆さんが思っている以上にいいところです。カレッジに帰ってくるとき、学校に帰ってきた、というより、Duinoに帰ってきたなあ、というアットホームな雰囲気のある村です。”This is my 2nd home.”という人もたくさんいます。この記事がイタリア校をもっと知りたい人の役に立ったらうれしいです！（年明けもせきららUWCがイタリア校紹介ブログであることは変わりなし）もっと知りたいことがあったらぜひぜひコメントして教えてください！

では次の投稿で！Ciao ciao!