羊飼い
【創作したものを全部】 作った小説や詩をすべてを、ここにひとつにまとめています。 リストの上のほうから最新作となります。 小説も詩も全部いっしょくたです。
【自作の詩歌のみ集めました】公開日順に並べてあります。
【自作短編小説だけ】 自分でつくった小説だけを集めました。新しく公開した順番ごとに並んでいます。
読んだけど、また読みたいなっていう文章を置かせてもらうところ。
54字ぽっちの小説たち、変態が丹精こめてつくった珍品揃い。こっそり読んで、通報はしないで。
羊男の頬へキスをしたら後ずさりしたけど彼の手をつかんで テーマパークへ行くの 羊男は首を振るけどわたしの誘いは絶対だからテーマパークへ行くの あたしの車に乗せてあげるわ 羊男の頬にキスをしたからその手をつかんで車にひきずりこんだの 夜の道をドライヴしてるわ そうね あたしが笑うと歯が見えるものね こわいものね、リップだってまっ赤だもの あたしが笑うとこわいのよね 外に出して出してって、するわよね そうよね テーマパークなんか夜中に着いたってあたりまえだ
1996発表の漫画作品の台詞を、ここに引用しました。 こんなに力強い文章を漫画の中で、ぼくはどうやら若い時分から読んでいたようです。 ぼくはまだ臆病なのかもしれません。 読みやすさ、理解してもらえるように、そういうことを大切にされる作家さんもいらっしゃるし間違いはない。 ただぼくには向いていない。ぼくのやりたいことはそうではない、ぼくのやりたい文章遊びはそちら側だろうか。やりたいことをやっているのだろうか。 とりあえずスキのかずは気にせずに、自分がほんとうにおもしろ
アカウント名を変更しました。かうかう、から「羊飼い」です。由来は「パルプフィクション」という映画のラストの台詞("Shepherd"・羊飼い)からです。ぼくの座右の銘はこの台詞。 適当な名付けから改めたくなりました。よろしくお願い申し上げます。
一首 かき氷に 彼女そそぐ ソーダは翠 恋患う午后 メントスが底に 令和6年7月26日 この作品は #シロクマ文芸部 さまに 参加しております。
#シロクマ文芸部 さまに参加しています。これは短歌にしづらいかとなんかビビって54字に。 書いてて少しイラッとしましたが、「恋愛は努力ではなく根性」って誰かが言ってたのでまあ、おしやわせにと。 お読みいただき、ありがとうございました。
一首 駅が夜 閉じ吐く室に 一面の 化粧花が はじけ消えゆく 令和6年7月25日
一首 デスノート 友のすすめで 書いてみる 紙に綴りし 好きな子たちの名 (口語読み通り) 令和6年7月25日
二首 ドアのそと 裸足 あしおと 夜 (ひとりぐらし) われ病人なりしが 刺し違えても ねこ ドアの向こう おかかの匂いじゃ まど開いてる 着地成功 おいなんだ抱きつくなコラ離せあっちいけやめろ (口語読み通り) 令和6年7月25日
一首 ビオレU 病欠した手に 泡しろく コーヒー淹れしが 「黒なのでしょうか」 (口語読み通り) 令和6年7月25日
一首 うごけんわ 欠勤でんわ 「はーい、じゃ、 次の出勤土曜日だね、 はい、はーい」 ソファからおもうよ ぎぶ・みー・コーヒー うごけんわ けっきん でんわ 「はーい、じゃ、 つぎの しゅっきん どようび だね、 はい、はーい」 そふぁ から おもうよ ぎぶ みー こーひー 令和6年7月25日
一首 玻璃に咲く 触れ結びえり 湖の聲 吻せり噐 日に獅子居りて はり に さく ふれ むすび えり みず の こえ くち せり うつわ ひ に しゝ おりて 【ざっくりと歌の解説】 花柄のガラスのコップにさわったら、なんかつめたさがちょっとやばいくらい。 そのコップから口をはなした。 きょうは日射しがきつい。星占いでいうと獅子座に入ったばかり、二十四節気でいうと大暑が始まったころ。 令和六年七月二十三日
#百人一首恋の巻冬 一首 ふりつもる 白きやまこそ けがすまじ 淡きゆきの音 瞑りてやすく 【解説】 ある歳下のひとに焦がれたときに恩師に相談したところ「だからね? あいつは人間エベレストみたいなもんだからお前みたいな恋愛登山のんびり初級者さんが突然うかつにも世界最高峰極地登山みたいな真似してみろ、どんな装備しようがこっぴどい目にあって比喩でなく死ぬからとにかく止めろ。そもそも君に振り向く筋はまったく無い、いい加減キミは武蔵野丘陵レベルの安全な丘をゆくような恋愛をせめ
短歌、スマホで読みやすく、体力ない日でも書きやすい……。まさかiPhoneで短歌書く人生が廻ってくるとは、いままで想像もしていませんでした。穂村弘先生やその門下生の皆様みたいな天才の真似せずに、フリック入力でポチポチやっていけたら。 でも好きな歌人は塚本邦雄先生……。
一歌 五首 海の日をADAMの メモリが再現す さざなみの向こうの 素足のひとは 波 消えゆ 夏の この瀬に かの姿 走る けれどさざなみ いま ふたたびに コード断つ 手が触れ会える その前に 「でぐ」が映した その過去の岸辺は スカートのままに瀬に浮き 子らに云う 海に父御は おわすとも 見つめよ 奪いし わが邦の府をとも 唄をきけ その脳髄にこそ 憶えけれ 邦弾に爆ぜる かぞくのうたを お読みいただきありがとうございました。 この作品は #シロクマ文芸部
四首 海の日を 想いて日記 ひらき見て 贈られし桃色の貝 挟んで潰す * 海の日を、 倦みの日と、 手帖に書きなおす。 君があの子と行く旅は、 とても楽しいことでしょう。 * 海の日を独り サーバールームに篭り修正 フェリー再び出航と聞き 波の音を聴く * 海の日を 心待ちにした夜 ただふたり 揚がる花火の 轟音の影 お読みいただきありがとうございました。 #シロクマ文芸部 さま参加作品となります。 最近疲れ過ぎで(夏が苦手)物語を書く体力ございません。そ
一首 夏は夜 源氏名(うそつき)の君の腕のなか その肋骨(あばらぼね)を 指でかぞえた #シロクマ文芸部 ・ 白状します、kaoさまの一首をよんでいたら思いついてしまい、つい書いてしまいました。いろいろごめんなさい……。