YouTube以外にできることが本当に何もないんです── ナナオさんインタビュー
こんにちは、UUUM noteです。今回はクリエイターインタビュー!「ナナオは立派なYouTuber」のナナオさんです!ギャルシリーズやマシンガントークで人気のナナオさんに、ざっくばらんに活動のこと、思うことなど聞いてみました!
会社勤めはできないとわかっていたので
──ナナオさんといったら早口で喋り倒す話風ですが、もともとなんですか?
(ナナオ)
動画での早口は、まず焦っちゃってます。それと早口のYouTuberさんが好きだったから。僕がネットで活動したいと思い始めた高校生の時って「Vine」(6秒間のループ動画共有サービス。2013年〜2016年の4年間で終了)が流行っていたんです。そのスピード感がすごく好きで、それが影響していると思います。
──そんなに早くからなりたいと思っていたとは!初志貫徹ですね
(ナナオ)
僕はぜったい会社勤めはできないってことは分かっていたので。だからYouTubeの収入や貯金を親が認める程度まで積み上げて、それを資料化して、就職せずにYouTuberになることを父親にプレゼンしました。人生で一番大変でした。
──かなり厳しい親御さんのようですが、それでもお父様に向けた資料を作ったり、結果、しっかり向き合うというハードルの高い方を選んでいると思いました
(ナナオ)
そのハードル以上に、本当に会社勤めが無理ということが勝りますから。無理というのは高校生か中学生か、なんなら小学生の頃から気づいてた気がします。
──小学生から!?どんなことから気づいたんでしょう?
(ナナオ)
まずわかりやすいところでいうと、小中高大と周囲から浮かなかったことがないんですよね。家族の中でさえ、ちょっと腫れ物というか、触ったら壊れるみたいな扱いを受けていましたし。
今でもそうですけど、怒られたりするとうまく吸収できないんです。人間関係が得意じゃなくて傷つきやすい。しかも、傷ついたときに取る行動でやらかしちゃうときがあるんですよ。これダメだなって(笑)
ギャル。今思うと、なんで男でやらなかったんでしょうね
──さて、YouTubeのお話に戻りますが、人気シリーズ「ギャル」はどういうところから始まったんですか?
(ナナオ)
それこそ、僕がVineの人たちに憧れてたからかもしれないですね。早口で展開して短時間でオチをつけるというスタイル。
そもそも、僕のギャルって正直ギャルでも何でもないですし(笑)
──なんでギャルになったんでしょう(笑)
(ナナオ)
Vineが流行っていた頃、同時にギャルという言葉も流行してたからかもしれないですね。あと男性キャラでやっても面白くないと思ってます。僕、男の人の早口がちょっと怖いんですよ。ちなみに一番好きなVineは大関れいかちゃんでしたね。
──Vine界で当時、大御所感ありましたね
(ナナオ)
その人たちの後を追いかけようっていう気持ちでやり始めたんだと思います。ギャル。そうですね、今思うと、なんで男でやらなかったんでしょうね。
ショートだけだったら方向性を絞ることができる
──ちなみに早口のネタは、事前に内容を固めてるんですか?
(ナナオ)
そうですね、月に1回ぐらいUUUMに来て、ある程度まとめてネタ作ったり、長尺とショートを組み合わせて公開スケジュール決めたり、という作業を地味にやってますね。
──長尺と短尺で意識することとか、工夫していることはありますか?
(ナナオ)
YouTube始める以前の登録者0のとき、どうやったらYouTubeが伸びるのかっていうのを調べたんですよ。そうすると「動画の方向性をひとつに絞る」っていうのがどのサイトを見ても書いてあるんですよね。
でもそんなのしたくないし、マルチでいく方が夢広がるし。と思って絞らずにやってたんですけど、やっぱり伸びないわけですよ。
でもショートだけだったら方向性を絞ることができるということに気づいて、だからそこがショートのいいところだなと思っているところです。
人間と関わる僕の姿を見せられるという意味ではバディさんがいてよかった
──ナナオさんの動画にはUUUMのバディに関するお話もよく登場しますが、現バディの実家太美(仮名)について率直な感想はありますか?
(バディ 太美・仮名)
おお、すごいこわいです・・・(笑)
(ナナオ)
僕はソロで活動しているので、人間との関わりがバディさんだけになるんですよ。だから、人間と関わる僕の姿を見せられるという意味ではバディさんがいてよかったなと思います。ただ「地元さん(仮名)」(前担当バディで、太美の上長)は裏でめっちゃ僕の悪口言ってんだろうなって思いながらやってますけどね。あの人は絶対言ってると思う。
(バディ 太美・仮名)
言ってない、言ってない!本当に言ってない!
──それは私からも言いたいですが地元くん(仮名)まったく悪口言わないです(笑)
(ナナオ)
僕が動画でバディさんに言ってることを気にしてたらちょっと申し訳ないなとも思いますし、言わないようにしなきゃとか思っちゃいます。
(実家太美)
私は気にしないので全然大丈夫です(笑)
一番なりたい職業はアイドル。一番いやなのは、僕の顔面でアイドルになること。
──メイクやコスメの動画も時々ありますよね、以前から好きだったんですか?
(ナナオ)
メイクが好きというよりは、自分の顔が全然好きじゃないので、僕が素顔で出るのは失礼だと思うからというマインドでメイクしてます。
僕、アイドルが好きだから、一番なりたい職業がアイドルなんですね。で、一番いやなのが、僕の顔面でアイドルになること。
もし、今この顔面の状態で「半年後にライブやってくださいね」とか言われたら嫌です!もうYouTube引退です。
──自身を客観的に見る部分と、なりたいっていう気持ちの、不思議な両立になってますよね
(ナナオ)
もし僕がバンバンイベントやりたいですっ!ていうスタンスだったら、芸能人を目指してたかもしれないですけど、そんなん、なれないですから。
「そんなんなれないよ~」っていう臆病でありながら、顔出ししてちょっとちやほやしてもらえるっていうのが、YouTubeなんじゃないかと思いますね。
僕、グッズとかはあんまり興味ないんです。
──さて、これからやってみたいことや目標はありますか?
(ナナオ)
もうマンション買いたいですね。引越しが得意じゃないので、堅実に東京のマンションに住んで身を固めたいです。ご近所の影響を受けないところで。閉ざされたマンションで、セキュリティもありで。
──やってみたいことの答えがグッズとかイベントではないところがナナオさんらしいです(笑)
(ナナオ)
僕、グッズとかはあんまり興味ないんです。
──ナナオさん、ありがとうございました!
ぶっ飛んでるのに、ぶっ飛ぶための堅実な計画を遂行できる。そんなナナオさんの不思議なバランス感ににやにやしてしまうお話でした!マルチな長尺も、戦略的なショートも楽しみにしています!
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