🖼️:13 逢坂
お寺に通ずる登り逢坂
逃げて駆け出す振動が
笹を揺らし雲散らした
恋も愈々終焉です
鉄の柵越え振り返らずに
離別の言葉応じずに
一目散にあの逢坂
カーブミラーに月光ひとつ
刻は満ちた月と共に進んだ
お寺に辿り着けば 鐘が鳴る
逢坂見下ろし嘆いてる
家へ帰れよ降り逢坂
追手も未練も木っ端微塵
あちらの世界は恐れるな
恋も愈々終焉です
樹々の暇抜け振り返らずに
離別の言葉考えず
一目散にあの逢坂
信号機の上 月光ひとつ
刻は満ちた月と共に進んだ
お家に辿り着けば戸が開く
逢坂後にして笑っている