だれりん
わたしは絵が絶望的に下手だ。絵本は大好きだけど、絵本製作に関する知識は持ち合わせていない。さらに、画像編集なんてインスタのフィルタを決めるのにも苦労するレベル。 そんな状態から、AIの力を借りて、絵本を作ってみようという経過観察です。
とても簡単なまとめ: 以下、動画の内容を、なるべく時系列順にまとめています。 1. 夫婦間の口論 元プロゲーマー・インフィルトレーション氏(以下、インフィル)は2017年6月、キム・ヒャンリ(以下、キム氏)という女性と結婚。結婚後すぐ、価値観の違いから頻繁に口論になる。 2017年6月の口論の際、EVOトロフィーを2つ、キム氏によって破壊されている。 2. インフィルの"暴行事件"と逮捕 2017年10月22日、インフィルとキム氏は離婚について喧嘩になる。 この際、
まだずいぶんと若かったころ、わたしは精神的にとても疲れてしまって、心身ともにいろいろな不調を感じていた。いま振りかえってみれば、幻聴や幻覚のような症状も多かったし、いわゆる解離症/離人症的な感覚をくりかえし味わっていた。当時のわたしには、医療機関に相談する、という発想がなかったので、「こんなもんだろう」と思って、ながくながく引きのばされたような毎日を過ごしていた。 昼前ごろベランダに出て、街に存在する無数の窓や鳥たちを眺めていると、いつの間にか陽が落ちかけている。 上野のあ
『アニー・ホール』という映画がある。ウディ・アレンによる1977年の作品で、まだ人間が火を発見する前の、古代の映画だ。20歳そこそこのわたしはこの映画をいたく気にいって、とんでもない回数みていた。ハッピーとはいえないお話なのだけど、当時のわたしにとっては、なんだか居心地がよかった。一日中みていた日もある。あのころの傷ついたわたしの心を、突き刺すような"普通の"空気から守ってくれる、ぬるい水みたいな感覚だったのかもね。いまとなっては、もうわからない。よい映画なので、ぜひ新しくみ
「夕焼け」という言葉に反して、夕方の空の色はごくみじかい時間しかそのバランスを保てない。その瞬間的神秘も、あなたの審美眼も、宵闇と1日の疲れのなかに溶けていってしまう。 だからせめて、われわれは夕暮れ時、毎日空を見上げるべきなんじゃないかと思う。べつに写真は撮らなくてもいい。 画面をスクロールして得られる刺激や、天に昇っていく数字を見つめる楽しさもよいだろう。 だけど、二度と同じ色で燃えない空と、一定の色を保てないあなたの記憶のなかの空とを、あるいはそのふたつのあいだにあるか
気づけば5月も、のこっている日数のほうが少なくなっていて「ことしはずっと肌寒いですねえ」なんて話をしていたのが遠い昔のようだ。車の窓を開けたり閉めたりすることの、こどものころのよろこびが、この季節にだけ、われわれ大人のなかにも存在する。 それでも例年にくらべれば、ことしはちょっぴりすずしいような気もする。こどもの日あたりには毎年、「エアコンつけてもいいな……でも……」なんて日が一日くらいあるから。わたしが年をとっただけかな。年齢とともにあつさに鈍感になるというのは、ほんとう
「レオナルド・ダ・ヴィンチはモナ・リザを死ぬまで持ってたって学校の先生が言ってた」 「ひとのものなのにって。」 彼は言った。 「どうして持っていたのだと思う?」と私は尋ねた。 「とても気に入っていたからだよ。」 彼は得意げに答えた。彼の語り口からは、古い象牙がたたえるような、ある種の威厳が感じられた。 「そうかもしれないね……。気に入ったものはずっと手元に置いておきたくなる。」と私は言った。 「それとまったく同じように……」 私は私の次なる思考を予感し、わずかな時
インターネットスラングとして、「台パン」という言葉がありますね。 (怒り狂って)「台をパンチする」から「台パン」。 昔は主にゲーセン界隈、パチスロ業界で使われていた言葉のイメージですが、初出はどちらなんでしょう。台パン学に精通しておられるかた、お便りください。 先日わたしは、英語圏で「台パン」に相当する対訳がないのではないか、という世紀の大発見をしました。 たとえば、こんな日本語を英語にしてみましょう。 「台パン」にあたる部分は"smash your setup"。"sm
先日夜ごはんをたべながら、「なんでERRORってタイトルなんだろうね」「不思議だね」という話をした。 このERRORという曲は、OVERという今年発売されたアルバムに収録されていて、アルバム全体の中でも唯一、ある種の異質さを感じさせる。 全体的に力づよさとエネルギーを感じるビートやベースの目だつ曲たちのなかにあって、2000年ごろの2-stepを思い出させるような曲だ。日本ではm-floのcome againが2-stepといわれていますね。 2-stepというジャンルは、
おまえの近所や職場、学校、インターネット、ベッドの下、いるだろう。たくさん吸血鬼がいる。 そう、たくさん吸血鬼がいる、この世には。 他人のエネルギーと時間を食料にして、悠久の時を生きる生き物だ。 かれらはおまえのハッピーなきもちとか、ヒッピーな決意とか、くらい部屋でひとり、モデルガンを握りしめてブラウン管にむかって引き金をひく貴重な時間とか、そういうのをぜんぶうばっていく。 かれらはそういうのをぜんぶうばっていき、ぜんぶ貪る。雨上がりのぶたみたいな顔で、そうする。 おまえ
今日はゲームのおはなし。今回は単なるふんわりした感想になるから、途中で飽きちゃったらごめんなさい。 リュウがよく「この道を進むのみ!」とか「俺より強いやつに会いに行く」とか言ってるけど、ちょっとだけその意味がわかったような気がする。ほんとに?自信はないけど、そんな内容です。初心者なりの格ゲー論、といってもいいかもしれない。「まぁよくわかんないけどね。お~ん。」 2023年6月2日に発売したストリートファイター6、ついに大好きなリュウでマスターになれました。忙しくてプレイ
目が覚めて窓のそとをみる。晴れともくもりともはっきりしない天気で、空気じたいが青みがかっているような、水のなかに生まれたような光景だった。わたしの窓からは、ときどきよい光の当たりかたをするビルがみえる。おきにいりのビルだ。あるひとつの角に光があつまって、とてもにぶく、じわりと光る。そういう種類のビルだ。今朝は光っていなかったな。だけど、わたしはそれがうれしかった。うすいうすい群青色の空気に、その謙虚さがすこし、溶けこんでいるような気がしたから。 豆をいつもより丁寧にひい
ちかごろ立て続けに、人間について、いろんなひとと話をしたり、しなかったりした。もしかして、わたしはいま、人間関係で悩んでいるのかな?それはどちらでもよいことだ。 わたしが大事だなと思うひとたちは、みんな月の住人なのかもしれない。 そうだったら、けっこう、すてきだよね。 ◇ ◇ ◇ われわれはひとつの空間を共にしていて、その実まったくちがった世界にそれぞれ暮らしている。 だから往々にして、対立する場におかれたり、はたまた、ひとどころに留まってみえたりする。 そのなかで、
今回は、Youtube動画の翻訳字幕(日⇒英)を勝手につくって、投稿者の方に連絡してみたら、とてもよろんでもらえた、というおはなし。 翻訳に際して、じっさい気をつけたこと、やったこと、なども書いています。とっても長いので、すこしずつ読んでもらえるとうれしい。 わたしは、ゲームも翻訳も、初心者です。どうなっちゃうの!? すこしだけゲームのお話 さいきん、スト6(Street Fighter 6)をプレイしています。 いま世界的にビッグでホットな、すごいゲーム。今度賞金1億の
こどものころ、星の砂の瓶詰を買ってもらったことがある。正体は有孔虫の死体なのだ、と学んでからは、なんだか怖くなって、引き出しの奥にしまいっぱなしにしていた。いま、あの瓶はどこにあるのだろう。きっとそれは、今も美しく存在しているにちがいない。 ◇ ◇ ◇ もう10年以上前のことになるが、私は知らない人の日記を読むのが好きだった。あの頃のインターネットは、いうなれば、ただただ、エネルギーの波動であった。ほんとうに、いい時代だった。 私にはいくつか、お気に入りのブログや個人ペー
前回はこちら: 無事製本ができて、わたしの絵本は現実に物質として存在している。おかげで、限られたひとたちに読んでもらうことができた。心の底からうれしくなるような感想も、両手で数えられるくらいだけど、もらった。 現実においては、顔をつきあわせて「こんなの作ったんです。よかったら読んでくれませんか?」とお願いしている手前、わたしがつくった、というのがわかりやすいよね。そもそも、みんな面識のあるひとたちだし。 ところがインターネット上ではそうはいかない。「こんなの作ったんです
前回はこちら: こんにちは。わたしはいま、雨の降っていない、青い空をみています。 という一文だけ書いてからしばらく経ちました。その間にも世界は回っていて、わたしの絵本は物理の世界に確かに存在している。ふしぎですね。 今回は、かるく、製本のお話をしよう。 1. 製本サービスに依頼をする わたしは一か月とすこし、この絵本に多くのちからと時間を注いだ。 だけど、それを誰にも売るつもりもないし、ほんとうの意味で「みせる」つもりもない。わたしが書いたこと、絵本としての体裁をAI