このぐらいの時期の煙草が一番美味い
現在夜勤中の午前4時40分。アニメを見て先が気になりダンジョン飯をKindleで読破してエモーショナルな気分になって屋上にいる。エモーショナルにもなるさ。
気温は15℃程度だろうか。雨が降って風があるので体感はもう少し寒い。半袖の上に上着を羽織れば丁度いいくらいで煙草を吸う。正直美味いとかは思ったことがない。美味しい? と聞かれた際は何となく美味しいと応えるが、喫煙に対して味を気にしたことが殆どない。一度シーシャバーで手巻き煙草の試飲をした時には美味しいと店員に伝えたが、これもやはり味がどうこうではなく、いつも吸ってるのとは違う舌触り? だったのでとりあえず美味しいと言っただけだった。つまるところ俺は煙草を雰囲気で吸っている。
煙草辞めないの? と聞かれた時は、病気だからと応えるが多分すぐ辞められる。煙草を吸いたいという衝動を感じたことはない。感覚的に他人には理解しづらいかもしれないが、自分の気分で能動的に喫煙することはあっても我慢が必要なほど喫煙したくなるなんてことがないのだ。これもつまり何が言いたいかというと煙草は嗜好品であってTwitter程依存していない。
そんな煙草。とても好きだ。プロセスが好きだ。ポケットからくしゃくしゃのソフトタイプを取り出し、軽く降って一本出したら咥えて抜き取る。箱をポケットに戻して代わりにジッポライターを取り出し右手で風除けを作って左手で火をつける。片手のままライターの蓋を閉めてポケットに戻し、また左手で口元の煙草を持つ。少し外気を取り入れて肺に吸い込み、ゆっくり吐き出す。少し喉がイガイガする。不味くて苦笑い。気持ちは不思議と落ち着く。まだ真っ暗な風景を見て、あと何時間仕事があるのか、その間に何を片付けておくか考える。エモーショナルになっちゃってる。
まあそういう気分な時もある。ダンジョン飯も面白かったし。けっこうアニメ前から面白いとは聞いていたけれど食わず嫌いをしていた。ファンタジーで飯食っての物語が多い時期だったので勝手に敬遠していたのだ。食わず嫌いはよくないねほんと。面白いと評判になるものはキチンと評判になる理由がある。出版社が推してるとかちゃんと読者のフィードバックが多いとか。流行りモノに対してあれが何で流行ってるか分からんわとか言い出したら終わりだ。自分の感覚は世間ズレしていますと喧伝しているのと変わらない。分からないなら一度調べるという本当に大事だよね。
と、夜勤中に思いました。おわり。
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