うーる

負け犬。

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最近の記事

お気持ち

 ある日ある時、いつも通りTwitterを見ていた。視界を滑るタイムラインの中で目に止まった投稿。  私が蛇蝎の如く嫌っている星野□ミが自分を誹謗中傷した人間を訴えて金をせしめたと歯を見せて笑っている切り抜き動画が目に入った。  犯罪者が笑ってんじゃねえよ。  無意識にそう思ってしまっていた。普段なら私は犯罪者に対してそこまで強い感情を持たない。ニュースで見かける殺人犯も脱税も、自分に直接関係しないのであればあーだこーだ言う権利はないと考えている。  もちろん犯罪はいけな

    • 嘘日記 2

       7月21日、晴れ。午前6時頃、起床。  頃、というのはこの部屋に時間がわかるものがない故だ。  薄く朝日が昇っている。虫の声がまだしない。以前からそのぐらいの時間には日常的に起きていた。これらのことから大体で6時だと決めた。  1時間。目が覚めてから回収まですることがない。とりあえず布団からシーツを外し、畳んで部屋の隅にやる。7時になれば奥の房から回収のカゴが来たら担当の人に渡す。  暇なので貸本を読む。しぐさについて書かれた民俗学の本。暇を潰す読書に物語は向いていないと思

      • 最近、違国日記を読みました。作中で孤独を別の国であったり砂漠であったり海辺であったりミラーボールが輝くクラブであったり、人によって色々と描写されていました。 僕にとっては何だろう。そう考えると思いついたのは緑が多い庭隅の芋虫でした。惑星とかカッコいい感じだと良かったんですけど。

        • 孤独について

          「貴方が恵まれてる人間にいくら嫉妬しても貴方自身が豊かになることはない」  そう言ってる人間は、あまりにも人間の善性とシステムの永続性を信じ過ぎている。当然だがゲームで負けが確定した人間は、勝つこと以外の楽しみを見出したり、ゲーム自体を放棄したり破壊しようとする事も珍しくはない。他者の足を引くことが目的になった人間は無敵だ。それは孤独な人間の末路だろう。そうはなりたくない。  それは日陰の石を持ち上げた時の、居心地の悪そうな虫のようだった。それの中にはハリガネムシがいるのだ

        • 最近、違国日記を読みました。作中で孤独を別の国であったり砂漠であったり海辺であったりミラーボールが輝くクラブであったり、人によって色々と描写されていました。 僕にとっては何だろう。そう考えると思いついたのは緑が多い庭隅の芋虫でした。惑星とかカッコいい感じだと良かったんですけど。

        • 孤独について

          ガキみたいな自我のオッサンということでヒトガキと思いました

          ガキみたいな自我のオッサンということでヒトガキと思いました

          ヒトガキのしつけをしない飼い主

           ペットショップに行った際、ショーケースに入った犬が視界に写った。なんの気なしに値札を見るとなんと30万近くした。無意識に「高くね?」と思った。  私が違和感を覚えたのは命に値段がついているということではない。スーパーに並んでいる魚の切り身もペットショップの犬も夏の夜に耳元に寄ってくる羽虫も同じ命だ。その価値は個人のお気持ちによって変わるだろうし、ペットショップの犬なんぞはよく知らんがペットショップ業界内での価値基準があるのだろう。私が違和感を覚えたのは、ショーケースの犬に

          ヒトガキのしつけをしない飼い主

          このぐらいの時期の煙草が一番美味い

           現在夜勤中の午前4時40分。アニメを見て先が気になりダンジョン飯をKindleで読破してエモーショナルな気分になって屋上にいる。エモーショナルにもなるさ。  気温は15℃程度だろうか。雨が降って風があるので体感はもう少し寒い。半袖の上に上着を羽織れば丁度いいくらいで煙草を吸う。正直美味いとかは思ったことがない。美味しい? と聞かれた際は何となく美味しいと応えるが、喫煙に対して味を気にしたことが殆どない。一度シーシャバーで手巻き煙草の試飲をした時には美味しいと店員に伝えたが、

          このぐらいの時期の煙草が一番美味い

          虎になっちゃう

           社不すぎて鬱。自らが社会不適合者だと感じる。社会から逸れものであるように感じる。死ぬまで孤独なのだろうかと不安を感じる。鬱。  人間関係の輪を広げようと思った。あまりにも固定化した人間関係の中で、自分だけが置いていかれている錯覚に襲われたからだ。頭の隅に友人たちがチラつく。でも友人たちは自分たちの社会と向き合っている。自分だけが他者を過剰に意識し、勝手に感情を左右させている。それに対して得た結論が、人間関係を広げることである。つまり依存先を分散させようと考えたわけだ。  そ

          虎になっちゃう

          嘘日記

           二月二十九日。午前5時起床。  簡単にコーンフレークと牛乳で朝食を済ませて散歩へ。散歩コースはいつもの中央公園をぐるっと一周。テニスコートの前でいつも犬の散歩をしている婦人に挨拶をする。犬種は雑種らしいが柴犬成分が多めに見える。この辺りの地域にはまだまだ野犬が多いから一人歩きは危ないわよと婦人から忠告される。だからってポケモンじゃないんだから犬を連れてても仕方ないだろう。  適当に二時間程散歩をしてから家に戻り、再度食事をとる。パンを二斤焼いてバターやジャムは使わずにプ

          タバコをポイ捨てするおっさん

           この令和の世の中でもいまだにタバコをポイ捨てする人を見る。電車で大股を開いてスペースをとる人、ウインカーを出さずに車線変更をする人、ベルを鳴らして人をどかそうする自転車に乗っている人を見る。住宅路の真ん中を自分が世界の中心かのように走る車、歩道を三人以上で横並びに歩く人、自分の行動が周りにどんな影響を与えるか想像力のない人たちを見る。  何故そんなにも考えなしなのだろうか。自分勝手なのだろうか。他人を思いやれないのだろうか。そんな人間を見て、私は苛立ちを覚える。怒りというに

          タバコをポイ捨てするおっさん

          幽麗塔を読んだ!

           乃木坂太郎の幽麗塔を実に高校生ぶりに読んだ。  昔 BOOKOFF で全九巻を一千円でまとめ買いし、名作だ! と感銘を受けた。その後実家の本棚の奥深くへ沈み、紛失した。  そして今回 Kindle で電子版を購入。相変わらず衝動で買い物をしてしまう。悪癖だ。これは持論だが本にはいくら金を使ってもいいと思う。決して無駄にならない買い物だから。まあその辺りはどうでもいい。  そんなこんなで実に十年ぶり? くらいに幽麗塔を読み返した。オチや物語の大筋は覚えていたが、細かいところは

          幽麗塔を読んだ!

          アークナイツ四周年イベントに行った!!!

           といった感じで先日一月の十四日、アークナイツ四周年イベントに東京ビッグサイトへ行ってきました。  ビッグサイトですわよビッグサイト。ビックサイトじゃございませんことよ。  それじゃあイベントの思い出を吐き出していくんですけども、ここでアークナイツの細かい設定やらの説明をしだすと面倒ですのでワタクシの言いやすい言葉でテキトーに書いていきます。無いと思いますがアークナイツに自信ニキはこれを見て「言い過ぎじゃない?」「解釈違いだ!」「おバカ」とか言わないでください。傷つきます。

          アークナイツ四周年イベントに行った!!!

          東京雑記

           新幹線に乗っている。  令和6年1月13日から14日、東京へちょっとした旅行へ。東下り。昔、男ありけり。  土曜日の昼から新大阪から新幹線にのる。  初めて新幹線のチケット買うが、不安はあれど特に苦戦もせず。自由席でも普通に座れる。懲役三時間の禁煙。一応喫煙スペースがあるが、修羅の世界なので席を奪われかねない。  夕方、東京へ到着。ノープランなので歌舞伎町へ。頭の中の龍が如くのマップを頼りに劇場前広場もといトー横へ。  歌舞伎ビル?に入りとりあえず都会モンに紛れて茶をし

          最近暗くないか?

           最近鬱だ。  まあ自分は浮き沈みが強い方だと思う。しかしそれにしても鬱の期間が今長い。というより少し浮かんでかなり沈んでいる。しかも沈んだ深度も浅くギリギリ地上の光が届く。でも長く沈んで息が苦しい。そんな感じだ。  どんな感じだ?  この間、旅行に行ってきた。二泊三日で友人達とコテージに泊まった。バーベキューをして酒を飲んで、恋愛してるかとか昔はどーだったとか、くだらなくもたまらない会話をした。  その中で、友人の一人に「最近創作どう?」と聞かれた。  苦しいぃぃぃぃ!

          最近暗くないか?

          吐き出し

           抑鬱である。  気分が下を向く。心が俯く。ぼとりと覆い被さる虚無感。無意味な溜め息。  それらに気づき、くだらなさに辟易とする。  人生がくだらないのは、現実が辛いのは、今までの自分自身が積み重ねてきたものなのだと、他でもない自分が知っている。  思えばいつから自分はこうなのだろうか。母が壊れ、それと暮らした日々だろうか。幼少期の家庭環境の影響により自分はこうなのか。それとも思春期に摂取したアニメや小説の影響だろうか。  環境によって人間は形作られる。勿論そうだろう。しかし

          設定の供養②

           今日iPhoneのメモ帳を触っていたら懐かしいものを見つけた。  おそらくもう描かないのでここに供養する。 ファンタジー構想(2016.07.26) アルファルド この世界において、孤独という意味 石段において魔物狩りの才あるものをそう呼ぶ 魔物狩りに優れる者はいつであれ死を呼ぶ だからこそ孤独であるべきなのだ それが真に孤独から身を守る術だと知っているからこそ (現実世界の恒星の名前でしかも蛇座の真ん中やん!こんなんファンタジー世界でおかしいやろ! と言われるかもしれ

          設定の供養②