職場の中国人にバチキレられた話

結構ナイーブな話でもあり、人種差別はしたくはないけどもやっぱり考え方は違うんだなぁと思った話。
とれたてほやほや、なぜなら今日起こった話なのだから。

ことの発端

正直私が悪い部分がある。まずこれを初めに述べておく。
現在の職場にはデスクに内線電話がある。私の仕事柄、社内のあっちこっちで仕事をしている状況である。
やっている内容はほぼ一人広報、かつ販促業務や自社通販とか…1人にこれだけジャンルの違う仕事させる?っていうほどバラエティーに富んでいる。かつ1人しかいない部署である。

どうしても離席時に内線電話がかかってくることがある。それも特定の電話好きの上司から。
私より少し後に入社した中国人が、席に戻るたびに「いそぎんちゃくさんお電話来てました」と教えてくれる。
あまりにもしょっちゅう言われるのでもし面倒だったらラインでいいですよ、と伝えた。

もっと私が悪いポイントその2。
ラインで伝えるようになった彼女は正直起こったことをそのまま報告するタイプだった。要点をかいつまんで話すのではなく、自分がこうしようと思ったらこうなった。なので○○○○○。と書き綴ってしまうタイプだった。
エッセイならまだしも報告ではまず見づらい。彼女はあまり前職で日本人と仕事をしたことがなく、ビジネス以前の部分で指摘されているのを周りが見てきた。
伝えた方がいいのかな?、と無駄な親切心(のちに仇になる)から簡潔にお伝えいただけますと幸いです。とラインを送ってしまった。
自分で頼んでおいて、とんだ文句のつけようだと今反省している。

終わり側に声をかけられた。もう1件ラインを送ったのに気付いていますか、と聞かれた。該当のトークを見ると既読がついている。

私が悪いポイントその3

見てるか分からない、と中国人の彼女から言われた私はちょっと反応忘れててすみません。ただ忙しくて既読になってしまうこともあると思うんですが…と答えた。再度見てるか分からない、という彼女。疲れ切った脳みそからとんでもない言葉を出してしまった。

「既読でも見てるからいいのではないですか?」

途端に彼女は私にも仕事がある、と語気を荒げた。そうですか、それは申し訳なかったです。と返して、そもそもこの小間使いな扱いをやってしまったことにやらかしたー、と気づく私。

わかりました、もう今後一切内線取らなくていいです。私がやりますから。

そう返した。
そのあと彼女から怒鳴られたのである。

「私を下だと思ってるのか!?!?」

はぁ?の一言。何言ってるんだろう?と頭が追いつかなかった。いつか書くこれまでの経歴で培った「相手が言って欲しそうなことを言う」スキルでとりあえず返した。

「何かここまでで、私の気に入らないところや気に障ったならすみません。」

情けない話この言葉を言えるようになるまでとても時間が私の中ではかかっている。今回少しながら自分の成長はここだと思っている。

「何も思ってないならいいです!!!」

ぱちキレたまま就業時間を迎えた。

たまたまいつも早くに帰る先輩が終業時間まで残っていて、ぷりぷりしながら帰る中国人を尻目に「え、さっきの….」と戸惑う私を奥に誘導した。

ここから国での考え方の違いに直面する私だった。

国による考え方の違い

奥に私を誘導した先輩はボソボソと始めた。

「彼女、プライドは高いから語気とか言葉尻で察して…ここ最近の状況もあるし」

最近の状況というか、正直彼女が入社してからのことである。
どうやら話が噛み合わない。なんか文化が違う。ひょっとしてこの仕事やったことないのにできます!って言ってるのかな。
彼女のプライドの高さから聞いたことのある単語が聞こえた瞬間に、仕事の説明の最中にできると答えてしまい、蓋を開けてみたら全くそれ以前の問題だった。というケースがとてもよく見られた。
それからライフスタイルの違いなのか、トイレの使い方がどうやら汚い・残飯を平気で流しに流す・質問のタイミングが絶望的に下手など行動にも難があるようだった。
ちなみになぜここまで私がわかっているかというと、教育係が近くにいてぼやきをよく聞く羽目になっているからである。

周囲もストレートに言うに言えず、なかなか困っている状況だった。
仕事もうまくいかず、行動の文化の違いもあり彼女の味方はどうやらいないようだった。(正直その状況を見れるほど私も暇ではない)
その孤立無援加減と私の物言いでバチキレてしまったのである。

正直一連のことから私はもう彼女と関わるのをやめる決意もしたし、退職時期についても考え始めた。(まだ試用期間なのに!)

「いそぎんちゃくさんの言い方がちょっと上に聞こえちゃったのかもね〜…」

私と先輩でやりとりしていたところ遠くから営業さんがやってきた。彼女の怒鳴り声は聞いていたらしかった。

「何があったの?」

先輩がかくかくしかじかと経緯を伝えてうーん、どうしようかと3人で悩んでいたところになんと中国人の彼女が戻ってきたのだ。
ものすごく私を睨んでいるが先ほどよりは少し落ち着いていたらしい。

彼女はぽつぽつと、ただ私を糾弾する姿勢でこれまであったことを遡ってネチネチと言い始めた。
正直そんなことあったっけ?という内容のものまであったが、ようやくこの話で中国人の彼女は私を見下しているのがわかった。

ポツポツ話していたうちの一つ。
お盆前に先輩が時短で早帰りの予定だった。ただいざ先輩が帰ろうとした途端、中国人のお盆の風習の話が始まった。なかなか先輩帰らないな、と思った私は後ろを見ると中国人のお盆の話に捕まって帰ろうに帰れない先輩がいた。
返事も曖昧で正直顔も引きつっている。しょうがないのかなーと思いながらやむなく私は声をかけてしまったのだ。

「(中国人)さん、先輩お忙しそうなので帰らせてあげて」

この言葉にムカついてたらしい。こうして文字に起こしてみると確かに上からかなーと思うし、私も見下した態度をとってしまったなーとちょっぴり反省はしている。
ただ相手の時間を考えずに話し続けるのはナンセンスだと私は思う。しかも相手は早帰りなのだ。早く解放したれ、そう思ってしまう。

どうやら彼女は違い、私の話を遮るのはなぜなのか!?と怒っているらしかった。

うーん、なんて自分本位なんだろう。
これがお国柄なのか。

営業さんと先輩が彼女を宥めて、彼女は2人に対しては謝ったが私には何もなかった。

総務に相談

ただここで終わる私ではなかった。
あったことは速やかに報告。そう思って打刻しに行く人たちをよそに、総務の元へ向かった。

「総務さん私中国人無理かもぉぉ」

自分が蒔いた種とはいえ、怒鳴られるのはとても怖い。涙腺が決壊してしまった。
私のただならない様子に話聞くよ!と別室に誘導してくれた。ありがたい。

総務の方に自分が悪かった点と彼女とのライフスタイルの違いで色々嫌!!ということをまあ惨めったらしくゲロゲロとはいた。総務の人は怒鳴られたことに関して怖かったね、それは怖いよ。と宥めてくれた。
実は私のデスクに内線を入れてくれるのはほぼこの総務の人である。私の一件を聞いて、いそぎんちゃくさんは内線ちゃんととってくれるけど無視していいのよ、と言ってくれた。
それはそれでどうなのか。
正直会社用のスマホがあるのでメッセージ送って欲しい。と言うのはおいておいて。

ただ中国人の彼女の問題行動の報告は複数、総務の元に集まっているようだった。最後に私の方から中国人を宥めてくれた先輩と営業さんに連絡します、と教えてくれた。
うーんまだ涙が出そう。

学んだこと

人種差別はしたくないが事実なので、留意する。

  • 日本人の観念が通用すると思わない

  • 親切心はなくてよい

  • 嫌な相手に関わらない

最後の部分は、正直私が繊細な気質がある部分で打つべき対策として心に刻むことにする。
プライドが高いのは事実。あと謝罪もする人種ではない。(全てではないと思うけど)

ギャンギャン嫌すぎて友人にゲロゲロ吐いた後にここに書いている。
これを機に私も成長しよ。


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