ノベルゲームという媒体から見るオタク文化の未来

こんばんは。pelmaです。
何をやったか記録する為にブログを書かなきゃと思うのに、なかなかすぐに書けないものです。
昔から、読書感想文とか作文とか苦手だったのを思い出しました。
割と人よりも物語を読み取る力はあると思うのですが、それを言語化して説明しようとするとどうしようもなく面倒臭さが勝ってしまいます。
あの作品を基点にして~とか、大体自分の中の事前情報からの推測や感想になってしまい、誰にも通じなくなってしまう…
そういうのが、解かるのは自分と同量以上の作品を観てる人間にしか伝わらないのでもどかしいし、自分の言語化能力の限界でもあります。
今回も、かなりそういった感想になってしまうと思いますがどうかご容赦を。

・ニューダンガンロンパV3~超探偵事件簿レインコードに見る小高和剛
私が、ダンガンロンパに触れたのは、vitaでダンガンロンパ1・2Reloadが発売された時だったと思います。
2013年とか?10年前?考えたくないですね…。
当時は、本当にADVゲーム等に触れたばかりの頃で何でも新鮮でした。
そんなどんなものでも面白い時期にやったダンガンロンパというゲームは私に衝撃を与えてくれました。
当時のADVゲーム最前線ですからね。かなりハマりました。絶対絶望少女も楽しんでやったし、0の小説も素晴らしかったです。
ああ、これから私達にどんな世界を小高ってライターは見せてくれるのかなと、ワクワクしていました。
まあ、それもアニメダンガンロンパ3が放送された事で全ては覆されてしまいましたが…。
あの時の私の絶望は、登場人物達よりも深かったと思います。
ファンサービスで、キャラを殺しては実は死んでませんでした!や、野崎まどの[映] アムリタの劣化コピーともいえる洗脳ビデオの存在。
何もかもが間違っていました。
同じライターの作品なのかすら疑うレベルのお粗末な出来。
そんな中、同時期に発売されたニューダンガンロンパV3。
この作品は、アニメで絶望の中にいたオタクには、あまりにも尖りすぎていて受け入れられませんでした。
つまらないという評価が多く、私もその頃にはSF小説にハマっていたのでわざわざ落ちたライターの作品は読みたくなくてやっていませんでした…。
そう、発売から5年以上経った現在になるまでやってなかったのです。
やるきっかけは、レインコードが発売されるからでした。
打越とタッグを組んで、会社を立ち上げてからの初めての小高のADVゲーム。
それをやる前にやってもいいかな…って思える程には、私の絶望も熱も冷めていたんです。
そんな軽い気持ちでニューダンガンロンパV3をやりました。
そうして、私は、10年経ってまた小高和剛にやられたのです。
ああ…!あなたの、物語の構造はほとんど継ぎ接ぎされた良く出来た偽物だけど、物語に対する情熱は他のどんなライターよりも本物です!!!
これは、オタク共には一生解からないんだ!!こんな素晴らしい…物語に対して愛に満ち溢れた作品は久しく観ていなかった…!
今やって良かったと心底思える。当時の自分では、まだそこまでメタフィクションの文脈を正しく理解できていなかったから…。
エディプスの恋人や、大絶滅恐竜タイムウォーズ等の様々なSFを経た俺だから解かる。
見る目のねえゴミみたいなオタク共に解かられなくても、俺は理解しなきゃいけない。
正しく、小高和剛というライターの物語に対する愛を認識し直さなきゃならない。
ダンガンロンパというコンテンツを使って、彼が成し遂げた偉業をたたえなければならない。
解からなかったけど、面白かったなんて言葉使っちゃならない。
俺達は理解しなきゃいけない。正しく、物語を評価しなきゃいけない。
彼は間違ってなかった。
間違ってたのは俺だ。勝手に絶望して諦めてしまった俺が悪かったんだ。
本当に申し訳ない。信じなきゃいけなかったのに。
はじめに言ったけどこのブログは俺の記録だから、別に解説もしない。
大体、感想を言語化するのは下手くそだし、感想なんて見てないでやればいい。
やればわかるのだから、誰かの感想や解説や面白そうなワードによって物語を読むのは本来間違いだ。
合いそうなモノや、合わないモノなんてオタクを5年以上やってるならもう自分で解かってなきゃいけない。
怠慢に、流れてくる情報に身を委ねて話題作だけ追ってるお前に言ってるんだ。
あと、ジャンルに縛られて殻に閉じ籠ってるお前にも言っている。
だから、今すぐニューダンガンロンパV3をやるんだ。
もし、もしも、終わった後に解からなかった、自分には無理だと思ったのならば、あなたにはきっと物語が正しく伝わっていないだけだ。
あなたの読み取る力が足りなくて、あなたの獲得している読書の文脈が少ないだけだ。
もしくは、あなたはキャラクターが好きなんだ。
二次創作が好きで、一生殻に閉じ籠っていたいんだ。
しかし、それは一見キャラクターを愛しているようで実際は逆だ。
あなたは、ラギットガールを読むべきだ。
まあ、別にやろうがやらまいがどうだっていい。
私には、関係のない事だし一生引き篭もっていればいい。
色々言いましたが、ニューダンガンロンパV3っていうのは、割とこんな作品です。
微妙に間違ってるというか私情も入りまくっていますが、同じくらいユーザーにきつい事を言ってきます。
それでも、本当に物語を読みたいならこういう作品をやるべきです。
ああ、レインコードの感想前にかなりぐちゃぐちゃの文章を書き連ねてしまった。
最近、解かったんですが私にはまともに文章の流れを書くことが出来ないので一生頭のぐちゃぐちゃを書き殴るしかないようです。頭が悪いから。
構成とか考えればいいんでしょうけど、面倒が勝ってしまうし、本当はこの時間を読書に充てたいし…。
と言う訳で、レインコードの感想です。
ニューダンガンロンパV3で、懸念点でもあった悪趣味さから解放されてから書いた作品だからか正統派でした。
バディ×超能力×探偵なんて面白くない筈がない!
割と無茶苦茶な設定の割には、トリック部分がミステリー作家の北山猛邦さんが協力してるからか本格的でミステリー好きな私も大満足。
やる前にアガサクリスティの代表作何冊かとすべてがFになるだけは読んでた方がいいいかも?
特にすべてがFになると、オリエント急行殺人事件は読んでたら良いですね。
最後の大オチも、SFいっぱい読んでるので予測は大体ついてましたけど、それでも頑張ってました。
あるかはわかりませんが、続編が出るならかなり期待できます。
90点!って程ではないですが、85点くらいの出来で安心してやれました。

ghostpia シーズンワンとブルーアーカイブの類似点について
知ってますでしょうか?ghostpia。

まあ、自分も知りませんでした。
レインコードやった後にノベルゲームやりたいなぁって色々探してたら出てきました。
正直言って、多分好みのタイプではないです。
こういうインディーズゲームの内輪ノリ感は好きじゃないですし、この作品んは違いましたが、MOTHERライクっぽいゲームが好きじゃない。
Not For Meかなとも思いましたが、どことなく文章が上手い。
なんとなーく、過去作も解かってそうな雰囲気がある。
ひょっとしたらひょっとするかも?まあ、2000円程度ならドブに捨てても良かろうと、そんな軽いノリでやりました。
結果的に、自分の目はやっぱり腐ってなかったですね。
所々相容れない部分がありつつも、2000円でこれだけの出来のゲームをプレイできたのは大満足でした。
さっき終わったばかりなんですが、終わった今思うとこのゲーム、どことなくブルーアーカイブに似ています。
キヴォトスと幽霊の街というどちらもほぼ死という概念がない謎の世界観に、メルヘンチックなのに暴力が日常茶飯事であるところ。
そして、世界の謎に覆い隠されながらも進行する日常生活。
どちらも、現代ノベルゲームの最前線ですからね。
過去の文化からの継承と新しい文化が取り込まれてました。
シーズン1ということで、後編のシーズン2で謎が明らかになるんでしょうけど、ここも雑じゃなさそうというか張りぼての設定じゃなさそうなのも好印象。
人形の国とかアメリカンブッダとか、はたまた都市と星か、まあそこらへんでしょうけど多分、この作品の物語のテーマはそこじゃないんですよね。
結果よりも過程というか、情緒ですね。
あとは、その結果の後に出す答えがどうなるかによって左右されそうです。
結果より過程っていうのも、ブルアカは一緒ですね
結果よりも過程、そして、ライブ感がブルアカですから。
令和のひぐらしのなく頃にですよ。
オタクならノリ得ですブルアカ。
最終章入るまでの、花とパヴァーヌ2章とカルヴァノグの兎以外、ほぼゴミですが…。
エデン条約編が面白いなんて言葉に騙されないように、それを言ってる奴らは物語を読み始めたばかりの赤ちゃんしかいないのですから。
ああ~、これ以上書き続けてもエデン条約編がどれだけゴミかっていうことしか書かなくなりそうなのでここらで終わります。

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