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点と点を繋ぐ線[ソワカ⇸ミロク]

前略 ミロク様

今週末は30℃超えとAlready夏ね!日中は店内にいるものの、少しでも外にいようものなら日差しが強く、ジリジリと肌が焼けているのが分かる。わたしが購入したスプレータイプの日焼け止めは噴霧した後白い点々が肌に残る為結局手で伸さなければならない。…日焼け止めが手につくことが嫌でスプレータイプにしたのに意味なかったわ。去年まで夏になると肌を焼いていたけれど、今年はどうしようかしら。そういえば、去年ミロクとの旅行中に嫌々ながらもわたしの日焼けタイムをスケジュールに入れてくれたわね。今年もその時間、またあるかもしれなくてよ。

前回のミロクからのお便りはこちらでございます。とても参考になりました。まだお読みでない方はぜひそちらも合わせてお読みいただければ幸いです。

占いも”自分を知る”方法の一つ

先日、細木数子さんの後継者・細木かおりさんがテレビに出るとのことだったので録画したの。少しながら見をしようと思っていたのだけれど…かおりさんの言葉は力強く、ごもっとも!とぐうの音もでないお話やお話の仕方なんかもなんだか清々しく、彼女の人となりも興味深く拝見した。

何を隠そう、以前のわたしは大の占い好きで街のタロット、西洋占星術からお知り合いの友人の紫微斗数の先生、本を出されている沖縄のユタの先生、香港の有名占い師の方などなど、数え切れないほど何処へでも行き、占っていただいた。以前にも書いた通りわたしは影響を受けやすいタイプ。占いに振り回されてしまっていた時期があるの。振り回された...と言っていいのやら。わたしが勝手におかしくなっていただけなのだけれど、占いに疲れてしまった。踠いていたのね。何にでも言えることだけれど、”それが全て”だと思ってはいけない。このわたしの占い乱期でも実感した。今は、占いに関してあの頃とは少し違う付き合い方ができるようになったの。

15年ほど前かしら。細木数子さんはテレビでも毎日の様に観るほどブームだった。彼女が独自に編み出した六星占術は、4000年以上も昔から伝わる統計学の膨大な資料をベースにした占いで、大自然や大宇宙が刻んでいるリズムの仕組みを解き明かしており、人間も同様にこれらの一部であり人生にも四季がある。そのリズムを知ることによって事前に心の準備やあらゆる出来事に備えることができるというもの。この占いでは生年月日から、その人の本質や基本性質を導き出すことができる。
細木数子事務所HPでは「六星占術とは、あなたが幸せになるための道しるべ」とあり、ミロクも良く分かっているとは思うけれど、今一度読み直しても良いかもしれないわ。

占いは”自分を知る”方法の一つだと言えるわね。
今だから言えることだけれど、”これからどう生きていくか?”を考えて勉強にあてた時期は大殺界だったの。実際には、年齢やその他諸々の事情が重なってのタイミングだったのだけれどどこかで、大殺界の時期には何かしらを蓄えるべしという意識があったのかもしれない。
そのお陰でさまざまな経験をしたわ。

点と点が繋がる時**

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今まで興味を持って自分なりに勉強してきたことは、今から思うと順番はどうであれ全て繋がっていたんだと確信に変わる瞬間が何度もあった。”このために〇〇を経験していたんだ!”例えが例えで申し訳ないのだけれど、ミロクも経験しているはず。答え合わせのような感覚ね。側から見れば、元々同じ系譜であるものを追っているから偏っているとも言える。

でも、強く言いたいことなのだけれど、目指すところが今は分からなくても、その都度”今”気になることを一所懸命行っていけば数珠つなぎのように次に繋がっていくはず。
「無駄なことは何もない」という励ましにも受け取ることのできるこの言葉、とても哲学的よね。わたしは「無駄なことは何もない」=「全てのことが繋がっている」のだと感じているの。

バラバラだったわたしの考えやモヤモヤしたところをまとめるキッカケになった一つが、
ヨガの先生に教えていただいた本、飲茶さんの「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」(角出文庫)なの。哲学の入門書は何だか敷居が高く、読んでいても難しくてなかなか理解できなかった。”どの道を選択しても目指す場所に到達すれば良し!”という東洋の哲学に触れ、何だかアツくなったわ。

この本では東洋と西洋の思想の共通点や相違点を挙げながら進んでいく。どちらが良い悪いではない。
西洋では知識で得たことは素直に知ったとみなされる。東洋では知識を得ただけ(分別知)では知っているとはみなされない。体験を伴わなければ知ったことにならない。

今、特に言われる言葉「百聞は一見に如かず」。このことわざには続きがあるのだそう。

によると、

百聞は一見に如かず 百見は一考に如かず 百考は一行に如かず 百行は一果(効)に如かず 百果(効)は一幸に如かず 百幸は一皇に如かず

聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない 見るだけでなく、考えないと意味がない 考えるだけでなく、行動するべきである 行動するだけでなく、成果を出さなければならない 成果をあげるだけでなく、それが幸せや喜びにつながらなければならない 自分だけだなく、みんなの幸せを考えることが大事

このどちらも東洋の考え方だから一緒のことなんだろう、と思うかもしれない。自分で点だと気づき、点と点の間の線を考え続けなければならない。アンテナを張っていないと繋がるものも繋がらないと思うの。

令和元年はスピリチュアル元年とも言われているそう。
このnoteを読んでくださった方に「最近宗教っぽい」と言われてしまったわね。そう!宗教も興味がある。またいつか私見たっぷりにこのお便りで書いてみたいわ。

栄寿
お産まれになったところ!

草々

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