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おわりの。 │ 詩

季節のおわり、生命のおわり
温度が冷めていくね
記憶が薄れていくよ
何処へも行かないでと願ってたんだ
でも、きみは遠くへ行ってしまった
あの夏の入道雲がきみへの墓標
あの海の白波がきみへの道標
孤独を愛するなんて到底無理だったよ
きみがこの世界にいたから
きみの孤独を知った日から

きみとのおわり、愛のおわり
言葉が覚めていくね
追憶に埋もれていくよ
何処にも行かないと誓っていたんだ
でも、きみを突き放してしまった
もう、さよならなんだ
もう、さよならなんだ
きみを嫌いになるなんて到底無理だったよ
きみがこの世界にいたから
きみの存在を知った日から

わたしは、おわりの日々のなかで
おわりのない日々を探して続けている

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