そろいぶみ 4 種まき
時は遡り、遡り。
昭和50年代に戻ります。
水疱瘡。
一週間ほど学校を休んだでしょうか。
なかなかの鼻もちならない子どもだった私(万能感を持っていた(--;)。さー、学校だ!と息巻いて登校したものの、あれ??
人って、あれ??付き合い方が全く分からない!え?え?
驚き、迷っている間に友達はいなくなるし、孤立するし、全てが色あせた。
なんで??
訳のわからないまま日々を過ごすものの、帰る家は両親が不仲。
不仲な夫婦の母親がよくやる、子を味方にしておくための父親へのネガティブキャンペーンをまともに取り込んでいた。
もともと弟にかわいいの比重が遥かに多く行っているのを感じていた私。
自分の活発さからよく怒られ、叩かれたことも多くあり、自分のした悪さは省みることなくただただ父親を憎んでいた。
暮らす家は、帰る家は、いつも暗雲に埋もれていた。
私は一人だった。
さらに加速する要素が待ち受ける。
昭和だから、己のわからなさ故からといろいろ思うところも有るけれど、聖書を読んでみたり、生きる意味、生まれた意味を見いだそうと探してみたり。それは懸命に取り組んでた。
子どもにしては頑張って生きていたと思う。絶望しながら。