ウツ夫と生きるワタシの生存戦略を記すワケ
私は24歳から、自閉症スペクトラム(ASD)とうつ病を抱える夫を8年間ケアしてきた。うつ病や発達障害を持つ人の体験談はよく見かけるけど、それを支えるパートナーや家族、友人の視点からの情報っは意外と少ない。
うつ病の人よりもそれを支える周りの人の方が多くいるはずなのに。
「結論」ではなく「プロセス」の段階での悩み
「離れる」「別れる」「離婚」って結論に至ることはよく聞くけれど、私が当時悩んでいたのはその結論ではなく、その手前の部分。
精神科の選び方やケアする側の心構え、日々の悩みや困難にどう向き合うか、といった「プロセス」の段階での悩みを相談できる相手や情報を、当時の私はほとんど持っていなかった。
その結果、たくさんの失敗と後悔をしてきた。
24歳の私が知りたかったこと、そして私と夫が犯した失敗やそこから得られた学びを記録として残し、少しでも誰かの役に立てればいいなと思う。
今、この文章を読んでいるケアラーのあなたへ。
私も似たような経験をしてきたと思う。もしくは私と似たような状況に、これから陥るかもしれない。「いつでも味方だよ」「何でも頼ってね」と軽々しくは言えないけれど、どうか私の恥ずかしい失敗を踏み台にして、少しでも幸せになってほしい。
1投稿=300円
1投稿300円とすることにした。正直な一番の理由は夫と一緒に生活するためにお金を稼ぐ必要があるから。300円としたのは、喫茶店のコーヒー1杯の代わりに払える金額かなと。
500円だと、場合によってはお弁当1個買えてしまうこともあるけど、300円なら残り200円でおにぎりは買える。ごはん、大事。
【次回】
次回は自己紹介と夫(当時は彼氏)と出会って、そして段々とおかしいと気づき始めた話。あの時、もう少し早く手を打っておけば。
私の最初の後悔。
そして、逃げるという選択をしなかった後悔。
最後にお願い
私・夫・登場人物・読者の皆さんに対して、誹謗中傷や過度な反対意見は控えてほしい。
うつ病を支えるケアラーは、よく聖母のように描かれがちだけど、実際には泥臭くて大変な戦い。無理して聖人になることはできないし、私も完璧なケアラーではない。
また、うつ病を持つ人やカウンセラーなど、プロの意見が後からたくさん出てくるだろうけど、私は実際に経験した失敗や後悔を正直に綴ることで、少しでも同じ悩みを抱えている人たちに役立つ情報を届けたいと思っている。
私もあなたも、誰でも失敗する。だからこそ、お互いに寛容であってほしい。もし、私のような失敗を繰り返したくないと思うなら、私の経験を教訓にして、静かに前に進んでほしい。
あなたが一緒に生きていく人は、私でも私の夫でもない。あなたの隣にいる大切な人だ。ぜひ、私の失敗を避けて、良いところだけ(あればと願うが)取り入れて。
リスペクトと寛容さを持って、お互いの幸せに向かって、強く進んでいこう。
※私が誰か分かったらそっとしといて。私に連絡してきたら、ここで私は自分に正直に書けなくなってしまうから。
※全投稿、夫には確認・了承済み。