法を否定する。

法律は必要かと思うが、そもそも法は人類の生み出したものであり、その運用目的は全人類の幸福のためであるべきである。全人類の幸福という理想を遂行するための一時的な運用は肯定されるべきかもしれないが、法律そのものの存在は肯定されるべきではない。なぜなら、法によって、望まない献身をする者=犠牲者が発生するからである。

全人類の幸福という理想の根拠は、「例えば、AはBを嫌っている。それでAは不満=不幸を持っている。AのためにBを排斥することは本末転倒であるから、このような矛盾を超越してAもBも幸福にしなければならない。つまり、不幸を消滅させるのである。不幸のないこと=幸福、ではないかもしれないが、これに問題はない。なぜなら、幸福のない状態を不満に思うことがあるならば、その不満すら消滅されるからである。これが理想の正体である。この理想を否定することはできる。しかし、否定する必要はあるのだろうか。」

というところである。

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