
障害者以上、健常者未満の人々
どうも、しま子です。
今回は、グレーゾーンや境界知能について語っていこうと思います。
タイトルは、障害者には属さないけども健常者のように普通の生活を送るには困難が多すぎるという意味合いを込めています。
グレーゾーンや境界知能ってどんな人?
グレーゾーンとは?
グレーゾーンとは、発達障害の傾向はあるものの確定診断をつけられない人のことです。
最近では、発達障害の認知度は上がってきていますが、簡単に診断が下りるものではなく発達障害と医師に診断してもらうにはかなりの時間がかかります。
私の場合も例外ではなく、最初はグレーゾーンとして生活していた一人です。
その後は、無事に(?)ASDと正式に診断されたわけですが、このグレーゾーンと診断された時が一番複雑な心境でした。
グレーゾーンってことは、頑張ればできるよね?みたいなイメージが自分の中にあったからです。でもその頑張ることが、当事者にとってはとてつもなくエネルギーがいることで生きづらさを抱えてしまうのも事実なのです。
境界知能とは?
境界知能とは、一般的にIQが71以上85未満で知的障害(知的発達症)の診断が出ていない方に対して使われます。
境界知能は、日本で約1700万人、約14%もいるとされています。発達障害と同じで一見すると障害者のような振る舞いは見られないものの、社会に出て働くことの困難さを抱えている人は多いです。
特に、社会では仕事をすると臨機応変な対応を求めたれることも多く、その切り替えやスピード感についていけないといった感じです。
また、学生時代にも困難さを抱える場合も多く、不登校を経験するケースもあります。
障害者以上、健常者未満の人々が最も困るのは支援に直面した時
グレーゾーンや境界知能の人々が、普段の生活で最も困難になるのが支援に直面した時です。
障害年金や障害者手帳などの福祉制度というのは、あくまで障害者に向けた制度であってグレーゾーンや境界知能が対象外となってしまうケースは少なくありません。
特に障害年金の場合は、障害者と認定されている人でも請求が通るのは難しく厳しいとされているので、医師による診断名は必須です。
障害者以上、健常者未満の人々は困っているのにも関わらず、こうした支援が受けられずに貧困や生きづらさを抱えてしまいます。
障害者以上、健常者未満を脱却するためにできること
国や自治体の支援を受けるためには、障害者として生きることが絶対条件です。そうでなければ、健常者として自力で困りごとを解決するかのふたつにひとつです。
グレーゾーンだった私の場合は、主治医に「発達障害なのかはっきりしないのは嫌なので診断するならして欲しい」と半ば強引に、迫ったところ親に生育歴を話してもらい診断を確定させました。
私の経験談から助言するとしたら、診断するのは医師なのでグレーゾーンや境界知能でモヤモヤしているならはっきりさせてもらうというのもひとつの方法です。
あとは、診断するのにテストや検査なども行われますが、その日のコンディションによって点数や検査結果も変わってくると思います。