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発達障害とTikTokの依存性
どうも、しま子です。
最近、TikTokにハマってしまい1日2時間とか見てしまう時があります。発達障害である私はこだわりが強く、一方で興味がないものに関してはとことん無関心です。
私は、スマホゲームにも興味がなく1回もハマったことがないのですが、TikTokに関しては久しぶりに長時間見続けてしまうコンテンツです。
調べてみると、TikTokの依存性についてはかなり前から懸念されているらしく、EUでは一部の機能が規制されています。
そんな依存性の高いTikTokに、発達障害者がハマってしまうと結構危険なのでは?と思ったので、危険性や対策方法について語っていきます。
発達障害者がTikTok依存症になりやすい理由
TikTokは簡単に脳内報酬系を得られる
脳内報酬系とは、快楽や満足感といった意欲を司る脳の仕組みです。例えば、人助けをして人に感謝されるといった出来事は快楽や満足感に繋がりますよね。
しかしADHD傾向のある人は、ドーパミンの働き不足によって脳内報酬系がうまく機能しないといった障害があります。そのため、やる気や意欲が長時間続かずに興味のあることに気が逸れてしまうなどの弊害が生まれます。
TikTokは、短い動画で視聴者を楽しませるといったコンテンツが次々に流れてくるので、簡単に脳内報酬系を得られるのは事実です。ところが、今度はTikTokを見ないと満足感が得られないようになってしまい、だんだんと試聴時間が長くなるといった危険性があります。
TikTokは手軽に「楽しい」が体験できるSNSですが、脳内報酬系に悪い癖をつけてしまうのです。
特定の行動を反復したいASD
ASDは、同じ行動やルーティーンを繰り返し反復することで、安心します。そのため、一度決めた習慣がそのまま依存症になってしまう可能性が高いのです。
例えば、朝起きてまずはTikTokを見るなどの習慣ができてしまうと、それがいつの間にかやめられなくなってしまいます。
見る習慣がついてしまうと、寝坊や夜更かしなど生活に支障が起きてしまうことも少なくないでしょう。
パーソナライズの精度が高い
TikTokは、見ている人の興味関心によって流れてくるコンテンツをパーソナライズしています。
パーソナライズとは、全員に同じものを提供するのではなく、個人の属性や興味のあるものを分析して提供するサービスです。
コスメや美容に興味がある人であれば、関連動画が多く流れてくるしゲームに興味のある人であればゲーム関連の動画が多く流れてきます。
TikTokは、このパーソナライズの精度が高く、視聴者を飽きさせない動画を永遠に選び続けて流してきます。そのため、時間を忘れてつい見過ぎてしまうのです。
承認欲求が満たされやすい
TikTokは、見るだけでなく投稿する側も依存症になりやすいです。他のSNSよりもコメントやいいねがつきやすい分、承認欲求が簡単に満たされます。
しかし、いいねやコメント欲しさに過激な動画を投稿したり、炎上したりすれば犯罪に巻き込まれたり、誹謗中傷の的になってしまうでしょう。
発達障害者がTikTok依存症にならないための対策
発達障害者がTikTok依存症にならないようにするためには、時間を決めて見るか、そもそも見ることをやめるの2つしかありません。
15分だけと決めて見るや5本の動画を見たらやめるなど、自分で決めたルールに沿って視聴できれば依存症になりにくいでしょう。
それが難しければ、TikTok自体をやめることをおすすめします。
海外では、TikTokの規制や利用停止など聞かれますが、今回私がTikTokにちょい依存したことでその理由がなんとなくわかりました。
日本では、まだ規制対象になっていませんが、くれぐれもTikTok依存症にならないように気をつけましょう。