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【体験談】精神疾患者が思わずイラッとした地雷ワード
どうも、しま子です。
先日、エックスで以下のようなポストをしたところ、思わぬ反響だったのでnoteでも紹介します。
精神疾患のあなたが言われてイラっとした地雷ワードを教えてください。
— しま子@うつ病Webライター (@Utuhare9) July 29, 2024
なんと、いいね数は約4,000件、リプライにいたっては驚異の940件いただきました。
どれだけ、精神疾患者が日常的にイラッとしているかが伺えますね。
今回は、リプライの中でも主にどういうことを言われるとイラッとするのかを自分的にまとめてみたので、興味のある人はぜひご覧ください。
ただ、今回の記事は例としてイラッとしたワードを記載しているので、精神状態がすぐれない方やフラッシュバックを起こしそうな人は、見ない方がいいかもしれません。
①詐病系地雷ワード
詐病系地雷ワードとは、本当に精神疾患なのか疑いの目を向けてくる言葉のことです。
例をあげると、以下のような言葉ですね。
「元気そうだけど、本当にうつ病なの?」
「全然病気に見えないね!」
「本当のうつ病なら〇〇できないよ」
「うつ病じゃなくて甘えなんじゃないの?」
「仕事したくないだけでしょ」
詐病系の地雷ワードは、本当に精神疾患者の心をえぐるのでやめて欲しいし、もし自分が逆の立場で言われたらということを想像して発言して欲しいと思います。
②根性論系地雷ワード
根性論系地雷ワードとは、その名の通り精神疾患は根性で治ると思ってるタイプの人が発言する言葉です。
彼らは、精神疾患は気持ちの問題と思っていて知識がないので、心無い言葉を平気で浴びせてきます。
「うつ病なんて気持ちの問題でしょ」
「もっと頑張ってくれないと困る」
「気にし過ぎだよ」
「気分転換とか筋トレとかしたら治るよ」
うつ病をはじめとする精神疾患は、脳の病気なので根性で治るものではありません。
こういうこと言ってくる人がいたら、知識が昭和のまま止まっているので勉強し直してきて欲しいです。
③同情系地雷ワード
同情系地雷ワードとは、精神疾患者に同情するような言葉をかけて期待させておいて裏切るタイプのワードです。
このタイプは、理解者を装うタイプなので注意が必要です。
「わかる、わかるよ」
「俺も昔、こんな辛いことがあってさ…(そのまま自分語り突入)」
「私もうつ病だったもん(精神科には通ってないけど)」
特に、私が嫌いなのは「わかる、わかるよ」的な発言をする人です。
この発言をする人は、99%精神疾患のことをわかっていません。
精神疾患は、症状も一人ひとり異なって同じ病名でもその人の苦しみなんて理解できないことを私は知っています。
なので、軽々しくわかると言って理解を示している人は、わかっていない証拠なので、私はこの言葉を言われたら一歩距離を置きます。
④未来系地雷ワード
未来系地雷ワードとは、将来の心配を当事者に投げかける言葉です。
当事者に将来の心配を煽って不安にさせるので、これもタチが悪いですね。
「休職してどうするの?」
「そろそろ復職したら?」
「親が死んだあとどうするの?」
「将来どうするつもりなの?」
「いつになったら治るの?」
こういった疑問を投げかけられるだけでも、イラッとするのですが自分の将来が一番不安なのは本人に決まっています。
それでも、行動できないから困っているのにこれは、精神疾患者をさらに追い詰める言葉だといえるでしょう。
⑤みんな系地雷ワード
みんな系地雷ワードとは「みんな」という言葉を引き合いに出して、頑張らせようとする言葉です。
「みんな辛いんだよ」
「みんな頑張ってるんだから、あなたも頑張ろうよ」
「みんな生活のために頑張って働いてるんだよ」
そもそも、みんなって誰やねん!って感じですが、この言葉を使う人はおそらく自分が辛いんだと思います。
自分の辛さと「みんな」と表現することで、抽象化できるし相手の心にも響くと思っているのでしょう。
しかし、精神疾患者からするとだたのイラッとする言葉でしかありません。
⑥嫉妬系地雷ワード
嫉妬系地雷ワードとは、精神疾患で働けない人や休んでいる人に対してよく使われる言葉です。
働かずに生活していることに嫉妬していて、嫌味のようにチクチク攻撃してきます。
「いいね、うつ病で仕事休めて」
「私も1ヶ月くらい休みたいわ」
「働かなくてもお金もらえていいね」
「毎日が休みで羨ましい」
障害年金や傷病手当金、生活保護をもらっている人なんかは一度は言われたことがあるのではないでしょうか?
しかし、好きで働いていないわけでもないのに、こんなこと言われると本当にイラッとしますよね。
⑦クソバイス系地雷ワード
クソバイス系地雷ワードとは、精神疾患に関するクソみたいなアドバイスを当事者にしてくる人のことです。
彼らは、なんの医学的根拠もないクソみたいなアドバイスをしておせっかいしてきます。
「精神的な薬なんて飲まない方がいいよ」
「うつ病は毎日朝散歩すると治るらしいよ」
「精神科なんて薬漬けにされて終わりだよ」
本来アドバイスというものは、求められた時にするものです。
求めていないのに、アドバイスをしてくるのはただのおせっかいでしかありません。
こんな、クソみたいなアドバイスをしている暇があったら、精神疾患についてもっと理解を深めて欲しいと思います。
まとめ
今回は、皆さんの投稿からまとめた精神疾患者が思わずイラッとする地雷ワードを系統別に解説してきました。
本当に皆さん、病気に苦しめられているだけでなく、世間の偏見にも苦しめられていると思います。
私も、これから当事者として正しい知識を広めるために自分にしかできない情報発信を続けていきます。
よろしければ、noteとエックスのフォローしてくれると嬉しいです。
ではまた、別の記事でお会いしましょう!