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期待しないことの難しさ

どうも、しま子です。

人は、期待していたことが思い通りに行かなかった時、ストレスを感じてしまいます。

日常の中で「こうなったらいいなぁ」と期待しても、なかなか思い通りに行くことは少ないですよね。

人間関係においても相手に「こうして欲しい」とか「〜してくれるだろう」という期待があると、叶わなかった時に相手に苛立ちを感じてしまいます。

今回は、期待しないことの難しさやベストな期待の仕方について考えてみようと思います。

期待は「悪」ではない

まず、前提として期待は決して悪いものではなく、人間であれば誰しもが抱くものです。

そもそも期待は言い換えれば「好意」であり、他人への興味の表れでもあります。つまり期待は、人に興味を持つ意味でも重要な役割を担っているのです。

例えば、恋愛においては期待というものがなければ、他人と親密な関係になることはできません。

この人なら私を大切にしてくれそう
この人なら一緒にいて楽しいかも
この人なら付き合いたいかも

そう思うことで、全くの赤の他人と付き合えて、うまくいけば夫婦にまでなれる可能性があるのですから、大袈裟かもしれませんが期待が人類の子孫繁栄にも関係していると言えます。

怖いのは期待のバランスが崩れてしまった時

引き続き恋愛のパターンで、期待というものの悪い部分を考えてみましょう。例えば、恋愛においてお付き合いするとなった場合には、少なからず相手からの好意を期待しますよね。

「私もこれくらい好きなんだから、彼も私を好きなはず」こんな感じで、自分が好きであれば相手も同じくらい好きであるということを人間は期待します。

そして「私のことを好きならこれくらいしてくれるはず」と、相手に勝手に期待し始めます。相手がその期待に応えられているうちはいいのですが、怖いのはそのバランスが崩れてしまった時です。

相手が自分の期待に応えられなかった時に、人は「裏切られた」と感じてしまいます。これが悪い期待の例です。

そもそも、勝手に期待していたのは自分であり相手には何の落ち度もありません。

相手との関係がうまく行かなかった時は、大抵期待のバランスが崩れてしまっている状態であり、その原因は相手への期待度が大き過ぎるが故に求めすぎてしまうことです。

良好な人間関係を築くには「期待はせず信頼する」

期待と似ている言葉に「信頼」というものがあります。2つの言葉は似ているようですが、全く別物です。

期待は相手に対して「こうして欲しい」と思って、それが叶わなかった時に人は「裏切られた」と嫌な感情を抱くことになります。

一方で、信頼とは具体的に何かをして欲しいという期待はなく、ただ相手のことを肯定的に受け入れて信用するということです。

期待というのは自分の一方的な願望の押し付けですが信頼は、たとえ相手への期待が裏切られた時でも最終的に相手を信じて受け入れる、take(とる)だけでなくgive(与える)の精神が必要です。

たとえ自分の期待通りに相手が動かなくても、その人のことを信頼して関係を続けていくことができれば、恋愛や人間関係は長続きすると思います。

また、他人との関係だけでなく自分への過度な期待をやめて、自分自身を信頼することでうまくいかなかった時も「自分はダメなやつだ」と責めずに済みます。

変な期待はせずに自分も相手も信頼して生きれたなら、これ以上に幸せな生き方はないのではないでしょうか?


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