自殺予防週間 勝手にキャンペーン7日目
うつ病予防を広めている、時任春江です。
うつ病予防というと、どうも、うつ病患者さんを治療する話なのか?と思われがちです。
そうではなくて、発症しないように予防するための考え方や方法を広める活動をしています。
9月10日から始まった自殺予防週間が本日で最終日。
毎年9月10日〜16日は自殺予防週間なのですが皆さんはご存知だったでしょうか?
自殺予防週間
今まさに生きるのがつらいと思っていらっしゃる方、
自死されたご家族ご友人の方、
自死された方と関係のあるご家族ご友人、
自殺は年間2万人ほどですが、
自死された当事者の方だけではなく関係する方はたくさんいらっしゃると思います。
ここ数日は、去年小学校6年生の女の子の自殺のことがニュースで取り上げられています。
自宅で亡くなっていたのを発見したのはお兄さんでした。
お兄さんやご両親のお気持ちはどれほどのものか計り知れません。
私も関係者
私も看護師時代に自殺の第一発見者になったことがあります。
30年以上前ですが、入院中の患者様が病院内で自死されました。
私はその患者様のその日の担当だったのです。
もう少し早く異変に気付けていたら防ぐことができたのではないか、
と自分を責めたり後悔したり、数ヶ月そんな気持ちが続きました。
ご家族であれば、その思いは一生なくなることはないと思います。
自殺予報週間の啓発のために、以前は
「自殺しないで、相談して!」
という内容のメッセージが多く使われていたと思います。
最近は、
「周りの人の異変に気づいて!」
という、支援者に向けての内容が多いように思います。
生きているのが辛いと思う方は、自分から相談しようとしない方が多いのではないでしょうか。
周りの人の異変に気づいて!
周りに以下のような方はいらっしゃいませんか?
最近表情が暗いな、
食欲がなさそうだな、
睡眠不足のようだぞ、
疲れがたまっているみたいだ、
少し前に大きな失敗があったな、
最近人間関係で困ってあるみたいだ、
そんな方が周りにいらっしゃったら、
「最近、体調大丈夫?」
と声をかけていただきたいのです。
もしかしたらうつ病の症状かもしれないのです。
自殺の約半数はうつ病
私は、うつ病が予防できる方法を広めています。
うつ病が予防できることを理解できた人が、周りの方のうつ病を予防できるようになれば、うつ病発症率が減少します。
うつ病発症率が減少すれば自殺も減少する
今年のうつ病予防週間は終わりますが、
皆さんの心のどこかに、
「周りの人の変化に気づいたら声をかけよう」
そう記憶に残っていただけたらと思います
お読みいただきありがとうございました。
スキ、フォロー励みになります。
よろしくお願いいたします。