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「好きなことを徹底的に、やり抜けるか?」

UTSUWA出版編集長の岩井です。

今回UTSUWA出版から出る本が
『新世界の宝典: 徹底的に自分を生きる新しい時代の道しるべ』
です。


建築家の吉川直行さんによる、今後の世界、世の中における「生き方」について書かれた本。

とても大切で、どこか怖い「問い」をされる本です。


好きなことを徹底的にやり抜く「覚悟」

突然ですが、「覚悟」という言葉にどのようなイメージがありますか?

僕が持つ「覚悟」という言葉のイメージは、
「待ち受けている大変なことを受け入れて、乗り越える気概を持つ」
です。


吉川さんの今回の本では、
「好きなことをやり抜く覚悟はあるか?」
を問われます。

それが象徴されている一文をご紹介。

「徹底的に現実を無視して、徹底的に好きなことだけをする」


「好きなことだけをする/好きなことを仕事にする」
という言葉には、とても甘い響きがありますよね。

まるで、その先には何のストレスも苦悩も、大変さもない、ずっとワクワクし続けられるような未来が待っているかのような……。


けれども「好きなことだけをする/好きなことを仕事にする」にも覚悟が必要なのです。

なぜなら、どれだけ好きなことだけをしようにも、「現実」という色々な制約があるから。


・家族や友人、会社の同僚といった「人間関係」
・ローンの支払い、月々の出費や収入などの「お金」
・場所、仕事や家事育児以外で使える時間などなど……


こういった現実の制約があることで、多くの人が
「好きなことだけをするなんて出来ない」
「好きなことを仕事にできるのは一部の、才能あふれる人間だけだ」
と割り切って、生きることになります。


もちろん、その生き方が悪いことではなく、大変な生活の中にも生きがいを見つけて生きられたら素敵です。

でも、何か割り切れないモヤモヤを抱えて生きる人はきっと少なくないはずです。


割り切った人にも、割り切れずにモヤモヤしている人にも、人生における大切な問い、どこか怖い問いを今回の本を読むと突きつけられることになります。


特別ではなかった吉川直行さん

はじめて僕が吉川さんにお会いし、吉川さんが人生を懸けて進めているプロジェクト〈14 days〉について聞いたとき、「この人はここまで壮大なことをできるスゴい人なんだ」と勝手に印象付けていました。


しかし本を読むと、吉川さんは色々なことに挑戦して、時には右往左往し、ようやく現実を無視して好きなことだけをできるようになったことがわかります。


想像すると、
「果たして自分はこんなことをしていて良いのか?」
「これが自分の望む未来につながるのか?」
「もっと現実を見るべきではないか?」

そのような不安をともなった疑問が湧くこともあったと思います。


ですが言い訳できない状況に自分を置き、行動して、人生に対する安心感、思考が現実化することを体感し続けた結果、吉川さんは現在の生き方に辿り着いたのです。


現実を無意識に解釈すると、そこには様々な言い訳が浮かんできます。
そして言い訳は、超えることのできない壁のように立ちはだかってきます。

しかし、現実を言い訳にし続けていては、いつまでたっても生き方は変わらないのだと思います。


・今の生き方、自分の未来に対して「本当にこれで良いのか」とどこか割り切れない人
・割り切ったように思えるけれども、好きなこと、やりたいことに対する心の熱が完全に冷め切らない人

ぜひ読んでください!


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