恐怖と奇妙
ホラー映画なんかの怖いものって、見なくてもいいのであれば見ないものだけれど、時々、見ないといけないのではないかという焦燥にかられて、見てしまうことがある。ある種の好奇心と言えるような作用に突き動かされて、怖いのに見てしまう。
同様に、なんとなく変な歌(細かいことは抜きにして)っていうのは、もちろんちゃんちゃらおかしいものだし、すっちゃかめっちゃかで何が何だかわからないカオスなものであったり、逆に情報量が少ないものがあったりするけど、それはそれで、覚える気はないのに覚えてしまう。
恐怖と奇妙なものっていうものはどちらも共通している点が多い。いわゆる中毒性があるものと言えたり、びっくりするものだとも言えたり。そういうものを、真っ当なものに結びつけることで、その部分を印象に残すことができるのではなかろうか。白羊の中に黒羊がいたらめだつのと同じで、真っ白な曲やものに、真っ黒とまでは言わずともグレーとか紺とか、そういう色のものをボンッと置いたら、その物体はより印象的に見える。
だから、一般論的なものしかできないものを作りたくはない。もちろん一般論的なものもあるし、そうじゃないときが大半ではあるが、そういう考えで音楽を作っています。
歌詞ができません。詰みです…。
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