今日、外に出てみるとまあ寒かった。震えるほどかと言われるとそうでもないが、10月の中旬らしからぬ体感温度に目を疑った。
この寒さの中、ポケットに入れたてがじんわり温かくて心地よかった。自分は、なんとなく、こういう感覚がすごく好きだ。ふと起こした行動と、それに付随して起こること、そしてその合わさった部分に、何がが生まれること。そんなことわかってるやいと思っていたし、思っているけれど、いつもそういう光景に出くわすと、気づかされるので困ってしまう。
それが、全てにおいて歌詞や音楽に昇華できるわけじゃないけれど、なるべくそうやって行きたいと思っている。
そう言えば最近、動画で落語の「死神」を見た。この「死神」との出会いもやはり米津さんで、前々から気になっていたが、見るタイミングがなかった。すごく面白かったな。落語の演者さんによって、話の箇所箇所で少し変わったり、オチが変わったりすることもあるそうだが、すごく面白かった。
あらすじとしては、何もかもがうまくいかなくなった主人公の男性が死神に出会い、病を患った患者たちを「アジャラカモクレンテケレッツのパー」という呪文で直していきながら、最終的に自分が色んなことを巻き起こしてしまうという、どんちゃん騒ぎな感じのものだったと思う。
これもそうだ。自分が起こしたことに付随して起こったことと、その間に生まれる「滑稽さ」があって、それが面白さに変わる。
そして、元ネタを知るというのは、非常に有意義なことだとも同時に知った。この落語の「死神」を見てから、米津さんの「死神」という曲を聴くと「そういうことか」となる。その作品がもっと面白くなるってことを、身に沁みて感じた。
何となく書きたかったので書きに来たが、何が書きたいのかもあまり考えずに、盛大な見切り発車してしまったな。
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