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みんなの俳句大会の投票をしたいので12句を選びました。私設賞 <うつスピ特別賞あり>

作者をお呼びするために最後にリンクを貼っていきます!

そしてネットプリントの宣伝も!


ええと、自分で句を選ばなくても本来投票はしてもいいのですが、

残り100句までの鑑賞を残した時点で投票が始まってしまいまして、

予選通過句を見ることでその俳句を知って
俳句に前情報が乗る前に、

私なりに約400句の中から12句を選んだうえで
投票をしたいという謎のプライドを持って、

本日作業時間を1時間ほど確保しまして、
(この記事を合わせると2~3時間確保)

(※いい睡眠と散歩が出来たこの土日でした)
最後の100句はやや駆け足だったかも、

それでも、たとえ7割の完成度でも、

仕事で100%の気力を確保した状態で
明日月曜日を迎えるという大切な任務がありますので、

自分が審査員だったらこの12句!という12句を並べた上で、
投票に行きたいと思います。


12句はこちら

16.私らしい私になるよライラック

この句選ぶの!?
挨拶句でしょう!?と感じる方、いるでしょう。

ただ、これは俳句とは、
フレーズと季語の距離感で(謎解きになっているか)響き合っているかが重要だと思っています。

この句、絶妙なんです。
今週4月24日の週の仕事中の私の頭の中にこの句がずっと残っていました。

大会キャッチコピー+大会の季語、
どこまで順位を上げるものか。

そんな風にして今週の日々を過ごして本日最後の100句の鑑賞をすると、

315.リラの丘クラーク博士の示す先

という句も出てきました。

そうなんです。
このリラという花からかすかに感じる北海道の空気感。
ボーイズビーアンビシャス。が私の中に響いていました。

あと2回で大会が終わっちゃう。
みんなの中で「俳句」から離れてしまう方がいるかもしれない。

そんな中でも、みんながみんならしく、noteで輝いていますように。

そんな私の思いと、この句が響き合ってきました。

今は、大志を描く時代じゃないかもしれない。
末は博士か大臣か、ではなく、自分らしい自分になることが肯定される時代かもしれない。

そんなことを考えると、とても深みのある俳句だと思いました。


なので、この句は大会に携わった人すべての思いを詰め込んだ、
私のうつスピ特別賞を贈呈します!

上位12句です!

この句、季語と響き合うわ!と判断して作ったのか、
何気なく作ったのかは作者に聞いてみたいところです。

あと、
列挙します!
(早く投票に行きたいのです)


31.春の風 纏い闘う 十六歳

闘志抱きて丘に立っているような句もありますし、
でも、今の高校一年生は闘う感覚なのかもと、エールのような選でもあります。


57.春note君の青さにスキひとつ

場を詠んだ句ですね。
これも、スキを押すのも感情があって、青さを感じつつも応援されていたり、していたりと、素敵な心が見えてきました。noteならではの美しい句です。

60.そのドアを開ければ異国リラ日和

これも北海道感や、明治時代ですかね、異国から技術が伝わってきたような、その建物が残っているような景色が浮かんできました。

128.春の服個人情報刺繍せり

アンビバレントといいますか、

アンビバレントとは「相反する感情考え方同時に心に抱いている」さまを指す言葉

春の服は明るい情景。
名前を刺繍するというのも、小学校入学等明るい風景のはずなのに、
「個人情報」ということで、一気に現代を詠み、
この時代を詠んでいます。
すごい着目点だなと思いました。

189.泣いた日の夢にすみれの花となる

まず、誰の句だろうと思ってしまうのですが、
この季語の選び方、とてもすごいなぁと思いますし、季語が動かないですね。
・・・解説が難しいですが、夢の中で無意識の中で菫に自分を重ねて、
でも起きたら力強く生きていくのかな、と思いました。

211.春光や振り返らずに登校す

綺麗な句ですよね。
描かれている光景の裏に、いっぱい振り返って登校している子どもの「昔の姿」が見え、それを越えて振り返ることなく大人としてしっかりとした足取りで歩いていく姿、そして何か作者(親)のさみしさも見えてくるような、
いろんな思いが重なって見えてくる素敵な句です。

215.リラの香に重さありしを君知るや

今大会MVPの作者です。
215.リラの香に重さありしを君知るや
214.
リラ冷えやシャンパンの泡のひとすじ
213.
折りとれば潜める蟻やリラの花

というのも、きちっと「リラ」で3句で挨拶をしてきて、
そして句としても仕上げて来る、もうとても尊敬の思いがあります。
もちろん213の句の蟻とリラの花の季重なりとも見える、
ただし主役はリラと捉えて許容するか、実景をそのまま写実したと考えるか、これは俳句観によるところはありますが、
リラ冷えとシャンパンも雰囲気があっていると思いました。
ただ、一句選ぶとすればリラの文学的香りの重さかなぁと、

noteに来て素敵な方々がいることを思い知らされ、
私たちは知っているのか、
美しい生き方を。と、突きつけられたような思いがしました。

全ての方々に敬意を示し、この句を選びました。

(※下の分から、文章が多少短くなったとしたら、
この俳句に向き合った文章で力尽きたということです)

244.弱い人に冷たい社会春の雨

私自身苦しい(うつという)自分の立場、
社会そのものへの俳句としていいなと思いました。
それでも、一歩一歩生きていこうと思いました。

265.春コートざらめきらきらメロンパン

声に出して読みたい俳句。
そして、春コートは社会人なのか、対比の美しさが素敵です。
ベンチに座って食べる社会人の姿が見えました。ざらめのきらきらも、春のキラキラの一つなのかなと、バランスがいい句ですね。

267.透明は重ねると白!新たまねぎ

今大会のキャッチコピー枠です。
ビックリマークも使い攻め込んでいる句です。
一物仕立ての、宣伝のように美しい、新たまねぎが食べたくなる、この句を見てすぐにスーパーに行って新たまねぎの美しさを確認したくなる、ということは、この句は美しい発見があります。
素敵な句です!

383.初登園帰りにたんぽぽみつけた日

何気ない句なのかもしれないですけど、
この子にとって、初登園の思い出は、
登園の思い出と、たんぽぽがワンセットで出て来る日として覚えていくものかもしれません。覚えていなくても親はきっと、初登園とたんぽぽが忘れられない日になったのでは、と、この句に感動しました。
「みつけた日」という言葉が甘い(なくても伝わる)という意見もあるでしょうが、
この日を思い出の1日として、みつけた「日」、と念押しして、
「初登園帰りにたんぽぽ見つけた日」
ひとつの物語として、綺麗だなぁと思いました!


さて、投票に行ってきます!
やっぱりここまでしていると、
皆様の予選句やスキの数など感性がとても楽しめます!


今日夜も散歩できればいいな!

明日も素敵な日になりますように。
素敵なGWになりますように。

愛を込めて。

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