大辛レトルトカレーを食べ比べる日 (後編)
タイトルからわかる通り、こちらの記事は続編です。
前編はこちらからどうぞ。
神凪: 後半も実況・実食は私神凪、
甲斐田: 解説は私、甲斐田節子でお送りします。
⑤銀座カリー
神凪: さてお次はこちらのカレー。
「銀座カリー」
甲斐田: 明治から発売されているこのカレー。大辛は発売30周年を記念して期間限定で作られた商品とのことで、見つからなかったことから主催者のうつろさんはフリマアプリで購入したとのこと。
「購入ありがとう」のシールがたくさん貼られていて、ひとたび幸せに浸っていたそうです。
神凪: そんなレア商品のお味はいかに…
いただきましょう!!
…これはッ‼︎
口に入れた瞬間に広がる肉の旨味…!これまでで一番濃く、そして振り切った尖りのある味、まさにレトルトカレー界の異端児!スジの感じられる肉が大量に入っていて、腹の虫も大満足の納得の一品です!
甲斐田: 大辛の名に相応しい強い辛味も特徴ですね。レトルトカレー業界では後発だからこその、他社との差別化を図ったこの味なのかもしれません。
神凪: ごちそうさまでした!
⑥じっくり煮込んだカレー
神凪: 続いてはこちら…
甲斐田: こちらもあまり見ない商品です。そもそもハチ食品の商品が置かれている店が少ないのに加え、おそらく絶版のため主催者はこちらもフリマで購入したとのことです。
神凪: 何はともあれ、いただきましょう!
…これはッ‼︎
強めの辛さがガツンとやってくる、ザ・大辛といったステレオタイプな味!その味付けはシンプル、陳腐な例になってしまいますが甘口レトルトにスパイスをふんだんに入れたかのような大胆さです…!ただ少し、メインの味がぼやけてしまっている気もします…
甲斐田: これは少し手厳しいですね。珍しくしょうがペーストが含まれ、唐辛子とはまた違ったホットな辛味が期待できたんですが、神凪さんには感じられなかったようです…休憩を挟んだとはいえ連続で大辛を食べ続けてますから、若干味覚も壊れてきたのかもしれません。
何も知らない神凪: ごちそうさまでした!
⑦ボンカレーゴールド
神凪: さあ続いてまいりましょう!
甲斐田: この深緑のパッケージは、大辛の中でも唯一無二ですね。辛さの典型である赤色とは補色の関係ですから、一体どんな意図があるのか、少し気になってしまいますね。
神凪: それではいただきましょう!
…これはッ‼︎
この独特の先味がクセになる!これがいわゆるボンカレー節というやつでしょうか…そして追いかけてくる辛味。たくさんの大きな具に囲まれて、スパイスに酔いしれる、ボンカレーワールド全開だー!
しかしながら、すみません、あんまり味わかんなくなってきました!
甲斐田: 記事は2つに分けましたが、実食は全て一夜のうちに完遂させています。もしかしたら2回に分けた方が良かったのかもしれないですね…
神凪: ごちそうさまでした!
⑧ボンカレーネオ スパイシー
神凪: 続いてもボンカレーシリーズからこの商品だっ!
甲斐田: ネットで調べたところ、2019年7月時点では売られていなかったこの商品。おそらく相当最近発売された、大辛界では新人とも言える存在です。
神凪: ボンカレーゴールドとの違いも気になります。いただきましょう!
…これはッ!
胡椒の辛味が先に訪れ、その後に追いかけてくる唐辛子!二段構えの攻めはこれまでになかった新しいスタイル、新時代の扉を開く鍵がこのカレーには隠されているのかもしれません!
甲斐田: スーパーで買ったカレーの中では唯一の200円超え。高さの秘密はこの二段階の辛さにあったのかもしれません。しかしながら「赤ワインでソテーした牛肉」は、すでに神凪さんの感知の外にあるようです…また今度、買って食べたら別の感想が出てきそうですね!
神凪: ごちそうさまでした!
⑨メガ盛りカレー
神凪: 最後にして最重量のカレーは、こいつだ!
「メガ盛りカレー」
…
甲斐田: 物撮り忘れてますね。だいぶお疲れみたいです。
神凪: 小さいことは気にしない!いただきましょう!
…これはッ‼︎
サラサラ感の強いルゥは辛味の中に少しの甘味も混じっているように感じられます。辛さと甘さの二刀流、こんなダブルスタンダードがあっていいのか〜?
唯一のひき肉も存在感と食べ応えを両立していて秀逸です!
甲斐田: 甘味の正体は原材料に含まれる甘味料でしょうか。大辛に甘味料を混ぜるというのは不思議に見えますが、あの咖哩屋カレーも使っているテクニックです。
神凪: ごちそうさまでした!
さいごに
以下、うつろがお届けします。
というわけで茶番はここまでにして、9種類、どれもそれぞれの強みがあって楽しかったです。大辛を見つけるのには苦労しましたが、「大辛」という同じ土俵の上での辛さの強さ、そしてベクトルの違いを感じられたので大満足です。
少し心残りがあったことといえば、最後に近づくにつれてだんだん味蕾が死んでいったこと。特にボンカレーネオ スパイシーは、正直ボンカレーネオとあまり味の違いがわかりませんでした… 売っている場所は割れてるので、また今度リベンジしてもいいかもしれません。
個人的一番のおすすめは、やはり総合評価で星5をつけた「銀座カリー」。ほとんどのカレーを少しずつ残していまだに冷蔵庫で保管しているなか、銀座カリーだけはその日その場で食べ切ってしまいました!それくらいにドンピシャでハマったという感じです。大辛以外も機会があれば食べてみようかと思います。
皆さんも (くれぐれもあまり鵜呑みにはしすぎない程度で) この食レポを参考にしていただければと思います。それでは。
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