ナンバープレート大好き好きくん
小さいころゲームもスポーツもやっていなかった僕にとって、日常のあらゆるものが遊び道具になっていました。幼稚園の頃に使っていた積み木でケシバト (消しゴムを机の上から落とすバトル) ならぬ "ツミバト" を一人で敢行したり、学校の裏山の粘土質の泥をきれいに丸めて乾かして、ちょっとした土製のアイテムを作ってみたり。
大人になった今は、あの時ゲームしとけばよかったのにと思ってしまいますが、どれが正解で間違いでという考え方もあまり良くないと思うので割り切ることにしました。
あの時はあれで楽しかったんだから、必然だったはず。
そんな僕が特に好きだったのがナンバープレートで遊ぶことでした。ちょっとピンとこないかもしれませんが、ネジ外してナンバープレートだけ取って変形させて、とかいう野蛮なものではないことだけは断っておくことにします。
はじまりは「九九」
すべての始まりは家族のひとことでした。その日は家族ではなまるうどんに行ってたんですが、目の前にある29-18ナンバーの車を見た父が
と言い出しました。それまでナンバープレートをそんな目で見たことがなかった僕たちは「ほんとだ!ほんとだ!」と大喜び。そして1個見つけてしまったんだからどうせなら81個すべて見つけようと、きょうだいで九九集めを始めたわけです。
当時は自宅のリビングの壁に九九の表が貼ってあったので見つけるたびに赤のサインペンで丸をつけていきました。小学生で携帯なんか持っていませんから、出先で見つけた九九を頭の中で必死で覚えるしかなくかなり大変だったのを覚えています。
結局すべての丸を書き切る前に小学校高学年まで上がってしまいポスターを剥がすことになってしまいました。一方で九九を探す期間が長かったがために、僕の中で九九が特別なものとみなされるようになりました。
自分で九九を作りにいく
「成立してないナンバープレートでも、九九を享受したい!」
そう思ったのか思わなかったかは別として、今度は制限を設けて自分から数字を九九に寄せるようになっていきました。
細かいルールは以下の通り
「は?」って人が大半だと思うので一応例を載せておきます。
これを1から考えて必死で頭の中で九九を作りまくってました。やってるうちに「どんな4桁の数字からでも1101は必ず10回以内に作れてしまう」という重大な欠陥に気づき、数字を0に変換することを禁止しました。
が、これも極論全通りを書いて網羅してしまえば答えがわかってしまいます。試行錯誤してみた結果、①〜③までの条件を満たすことができない4桁の数字は以下の10個しか存在しないことが明らかになりました。
クロッキーとみどりしろ
僕が興味を持っていたのは数字だけではありません。ナンバープレートの色でもあそびを生み出していました。
自動車のナンバープレートには大きく4つのカラーリングがあるのはご存知でしょうか。よく見かけるのが普通車のナンバープレート (白地に緑字) と、軽自動車のナンバープレート (黄地に黒字) ですが、事業用の車になると下地と文字の色が逆転します。
そこで事業用の軽自動車 (黒地に黄字) をクロッキー、事業用の普通車 (緑地に白字) をみどりしろと呼ぶことにしました。そしてこの2つを使ってゲームを考えたわけです。
それが、「学校からの帰り道にみどりしろを挟むことなくクロッキーを3連続で見られたら、いいことが起こる」というもの。
実際クロッキーの方が街で見かける台数は圧倒的に少なく、しかもみどりしろを1度でも見るとカウントはリセットなので、数ヶ月に一回達成できるというくらいのいい難易度。
しかしこのゲームにも大きな穴がありました。
郵便局です。
郵便局でよく見かける赤い軽バン、あれ実はクロッキーなんですよね。大きめの郵便局なんかに行くと、クロッキーが入れ食い状態です。郵便局が通学路にあろうもんなら、それはもう、毎日いいこと起こりまくりなんです。
最後に。
毎日投稿途切れてしまってすみませんでした…
昨夜この記事を途中まで書いてて、疲れたなーと思って横になったら、寝落ちしてました。で、4時になってました。あーあって感じです。
でもやめたりはしませんのでご心配なく。
これからもお願いします。
おわり。