ABCお笑いグランプリ 感想 (A)
関西系列で放送された、ABCお笑いグランプリ。
当日は予定があり、リアタイはできなかったのですが、録画して今日、全部見ました。TVerでも配信やってないみたいです。関西に住んでて良かった。
司会は山里亮太さん、アシスト役に本田望結さん。序盤も序盤で噛んでしまった山里さんを見て、本田さんも噛んで応えてあげるという優しさには早々にほのぼのさせられました。
審査員は去年からアンガールズ・田中さんが降板し、代わりに志らく師匠が入るというラインナップで、その他の面々は去年と変わらず。(席順は変わったようだが、自分はあまり気にしていない) 田中さんの審査には去年のダウ90000で一悶着あったようなので、問題視されたのでしょうか。あれはあれで面白かったと思うけど。
最初はダブルヒガシのオープニングアクト。ノンジャンルで責められるその良さが十分に出ていたような気がします。あまり仲の良さを前面に押し出していなかったのが少し意外でした。そういうのは平場でもできるからそっちに移したのかな。
ドラム指、ノーダメカンタービレ、薬指五郎丸。パワーワード多めで前説としてはかなり良かった気がします。
さっそくAブロック。
ぐろう
結成6年目。大会1発目で緊張の中、持てる最大を出し切ったという感じがありました。家村に自転車を借りている高松が、ふとしたことから被害届を出されていることを知り、口論になるという、設定そのものがかなり特殊なネタなんですが、意外に悪意もあったりして、志らくさんがおっしゃっていたように「これ、やるやついそうだな…」ってなってしまうネタでしたね。とはいえそのせいで笑いが減るとかでもなく、終始しっかりウケを取っていたので良かったですね。
1つ気になったのは、裁判をすると言い出したら急に家村が引いたところ。なんで引いたのか、そこまでわかると良かったなぁとか思ったりしましたが、素人が大それた批評をするのも良くないので黙っておきます。いわゆる「風格」がつくのはもう少し先なのでしょうが、それでも十分爪痕を残していたと思います。
天才ピアニスト
決勝3年連続は流石の実力派。大寝坊した会社員・竹内をタクシー運転手であるますみが助けるという、ありそうでなかったネタでした。ますみの声真似がとにかくうまいの一言に尽きますね。あれがバッチリハマったからこそ、リンゴさんの1位を獲得できたんだと思います。
個人的にはスマホを向けてあけすけに音を拾っている感じがわざとらしいかな、とか思っちゃいましたが、コントなのでどちらかというとそこはおもしろに寄せているのかもしれませんね。自分は写実を気にしてしまうタイプなので、コントを見るのにあまり向いていないようです。来年こそはリベンジしてほしいですね。
ダウ90000
8人もいて、ライブもしたりしつつ、頭の中どうなってるんだろうな、といつも思ってるんですが、今回もしっかり想像を超えてくるネタでよかったです。ベランダで語られる、「まだ誰にも話したことないこと」を軸として、どんどん話が動いていく。6人の恋愛模様が揺れる、若々しさ溢れるネタです。とはいえあの年代の審査員にも十分刺さっていましたから、十分伝わっていると言っていいと思います。やっぱ毎回攻めるよな蓮見さん。
Adoさんとマネージャーさんの登場は少し無理矢理感がありましたが、そこを除けば終始バチバチにはまっていた印象。園田さんの演技いいんよなぁ。ライブ行きたくなる感じのネタでしたね。
あと今気づいたけど、ファイナルラウンド、ミュージカルやってないじゃん。まあジョークってことでしょう。
金魚番長
去年のM-1でもかなりよかったので気にしていたコンビです。
オーケストラで箕輪が指揮者、古市がハープ奏者になるというネタでしたが、正直完成度はかなり高かったと思います。無理なく設定が十分に生きていましたし、ボケの1つもこぼさない姿勢は流石の実力派という印象。
ファーストラウンドまではかなり好印象だったんですが、最後よ。
ファイナルでやると豪語していた (漫才で出ているのでおそらくやらないのは確定だが) ワンピース歌舞伎のメイクして、優勝者の横までやってきたわけです。
あれはダメでしょ。ルール違反だよ。
他の人だってやりたかったかもしれないのに、自分たちだけってのはねえ。X見たら肯定的な意見もありましたが、個人的には協調性に欠けるかなと。それにあそこは一応優勝者のお祝い場所ですから。というわけで僕の中では最下位になってしまいました。ごめん。ネタはすごい好き。
長くなってしまったので明日も書きます。
続いてはBブロック。
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