ずっと作りたかった酸っぱチャプス、作ってみました
節分の豆まきならぬお菓子まきで手ごろな飴が手に入ったので、ついに僕の夢の一つが叶う運びとなりました。
タイトルにもある通り、酸っぱチャプスの製作です。
まあ元々はダジャレがもとではあるんですが、思いついた以上は実際に作ってcookpadにでも載せてみたいな、と。今回は珍しく写真多めでお送りします。
使うのは市販のペロペロキャンディ。酸っぱいキャンディというとやはり黄色を想像するので、せめてもと赤とオレンジのものを選択。
棒からとってテーパーパンに入れて火にかけていきます。初めは火加減がわからずしっかり黒焦げになりました。途中から「とろ火で少し火にかけた後、焦げつく前に火から離してかき混ぜる」という対処法を覚えた結果、黒くならずに溶かしていけるようになってきました。
全体的に朱色くらいの色味になった飴に、いよいよ今回の主役、クエン酸を入れていきます。本当は食用のやつが良かったのかもしれませんが、家になかったのでやむなく浴室用のリンスをぶっ込みます。(多分あまり衛生的に良くないので真似しないようにお願いします) 量もよくわからないのでとりあえずいい感じの量を出してみたら10g。多いのか少ないのかよくわかりません。
熱々の飴にin!
しばらく混ぜていると色味が変わってきました。さっきまで綺麗な朱色だったのが、みるみるうちに茶色に。クエン酸と砂糖が反応したのか、それとも僕の加熱の仕方が悪かったのかわかりませんが、チョコ、あるいはコーラ味の飴と言われても違和感がないくらいのものになってしまいました。極論作って食べられればそれでいいので色のことは諦めて型に流し込みます。
残しておいた棒を差し込むと、まだ熱いようで安定しません。しばらく待ってもまだぐらつくので思い切ってドライヤーで冷風を当てるとみるみるうちにかたまりました。倒れる心配がなくなったので冷蔵庫に入れてしばらく寝かせます。
2時間くらい経ったので型から外してみます。見た目が茶色で少々貧相なので、せめてもの華やかさをと追いクエン酸をまぶして誤魔化してみます。粉糖みたいになってしまいました。まあ酸っぱさを足せたという点ではいいのかな?
というわけで「簡単!手作り酸っぱチャプス」の完成です。
cookpadにもあげたのでよければ見てみてください。
さっそく実食。まずは小さいやつから。
うわすっぱ!
ちょうど人間が忌避するくらいの絶妙な酸っぱさになっています。飴4個に対してクエン酸10gはかなり理想的な配合のようです。思わず目がしょぼしょぼしてしまいました。母親にカケラを食べさせたらその量でも悶絶してました。想像以上にヤバめのものができてしまったかもしれない。
綺麗にできた2個のキャンディはまだ食べていませんが、食品ロスになるのも問題ですから近々食べる予定です。あの酸っぱさに僕の口と胃腸が勝てるかどうか。見ものですね。
想像通りの色にはなりませんでしたが、独特の茶色を生かしてチョコと偽って渡して驚かせるジョークグッズとして使えるかもしれませんね。今の時期なんて特にバレンタインも近いですから、悪友に渡して怒らせるのもまた一興ではないでしょうか。
それはそうと酸っぱチャプスが既出のネタかどうか一応確認してみたら、こんなものを見つけました。
すでに同じこと考えている人がいたんですね。善八さん、恐れ入りました。
僕のほうは実際の飴、善八さんは杏の加工品ということで若干コンセプトは違うにせよ、一応僕が二番煎じ側なので表記を「酸っぱ」チャプスにしました。
やっぱり自分の考えることって、他の誰かも思いついてるもんですね。創造性って難しいな。
次回は「白身だけで作る卵焼き」でお会いしましょう。
おわり。