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東京での1年でも、読書は欠かせない!(ツンドクラブ運営自己紹介#3)
こんにちは!りさと申します。ツンドクラブの運営メンバーの一人です。
2ヶ月前にたまたまツンドクラブの立て看板の前を通りかかった時、まさか自分が運営メンバーになるとは思いもしませんでした。それが今では、ツンドクラブの会員数が100人を超えたという現実に、正直まだリアルな感じがしません。でも、クラブのメンバーと過ごしたワクワクする時間は、間違いなくリアルで素晴らしいものです!
そんな冬の寒い日に少しでも暖かさをお届けできればと思い、そしてツンドクラブに興味を持ってもらえたら嬉しいなと思いながら、自己紹介とここに至るまでの経緯をお話しします!
(クラブへの入会はこちらからどうぞ!)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd_Elyz_AhhTtCS4YyRUbRhmIPBcILzLlKMkAI-9bXmFJ08WQ/viewform
何で東京とツンドクラブなの?
さて…(ぎこちない日本語から察せられるかもしれませんが)、私は日本人ではありません!現在、アメリカからの交換留学生として一年間日本に来ています。国際関係学と歴史を専攻していて、特に東アジアを研究しています。東大はずっと私の留学先としての夢の場所であり、その夢がついに実現しました。
ちょうど3ヶ月前、初めて東大のキャンパスに足を踏み入れたとき、「限られた時間を最大限に活かそう」と心に決めました。そして、そのとき目にしたのがツンドクラブの募集情報でした。その瞬間、頭の中をこんなシンプルな3つの思いが駆け巡りました:
え、これ本棚で埃をかぶっている本たちがそろそろかわいそうに思えてきたぞ
文系学生だし、日本語の勉強にもなるからもっと本を読まなきゃ
でも、こんなクラブ作る人、本当にいるの?
結果として、私はすぐにクラブに参加し、初めての積読消化会に参加しました!
![](https://assets.st-note.com/img/1734335428-hoVfa9QcxOFKJPvnte8Z2XqA.jpg?width=1200)
本を通して世界を見る
それでは、そもそもなぜ私が読書に興味を持ったのか?少し話を戻して、私の読書との歩みをお話しします。
全ての始まりは、小学生の頃に読んでいたフィクションシリーズでした。『ハリー・ポッター』『パーシー・ジャクソン』『ウォーリアーズ』『アルテミス・ファウル』『ハンガー・ゲーム』…など、まだまだ続けられます。シリーズを読み始めると止まらなくなり、全巻読み終えるまで本を手放せない日々でした(ちなみに『ウォーリアーズ』シリーズは現在48冊ありますが、私は30冊目で力尽きました)。頭の中は魔法の世界の冒険でいっぱいで、私は現実から離れていました。中学生になるまで音楽すら聞かず、代わりに『ハリー・ポッター』のオーディオブックを聞いていました。
この執着は高校に入る頃まで続きました。その頃には、ホリー・ブラック、ジョン・グリーン、東野圭吾といった作家の作品も読むようになりました。(12歳で『白夜行』を読んだことは今でも覚えていますが、そもそも愛情が何なのか全く理解できない年齢で読むべき本ではなかった…これはあまりお勧めしません)。
当時の私にとって、本を読むことは「何でも可能になる別の世界」への逃避でした。
しかし、高校に入ると、それが少し変わりました。
村上春樹の『ノルウェイの森』を初めて読んだ時、喪失や悲しみ、そして郷愁という感情を知りました。フィリップ・ロスの『アメリカン・パストラル』を読んだ時、特に国家による暴力が続いてきた歴史の中で、国家的・個人的な理想がどれほど脆いかを理解しました。そしてカズオ・イシグロの『クララとお日さま』を読んだ時、テクノロジーが進化する世界での希望、自然、人間感情のたくましさの価値に気づきました。これらの作家を読み始めたとき、本の世界は現実とは無縁のものではないと気づきました。
それ以来、読書は私にとって「現実世界への扉」であり、「自分を映す鏡」であり、そして「未来を覗く望遠鏡」のような存在になりました。
読書のコミュニティを見つけること
そして…ツンドクラブに参加することで、かつての一気読みの習慣を取り戻すだけでなく、読書について思いを共有できる仲間を見つけたいと思いました。ツンドクラブが運営チームを募集していると知り、「一体どんな人たちがこのクラブを立ち上げたんだろう?」という好奇心に突き動かされ、すぐに応募しました。
これまで、積読消化会や本屋巡りなど、どのイベントも非常に楽しくて勉強になるものでした(そして確実に日本語の練習にもなっています)。ツンドクラブはただ「読書」や「読みたいと思う気持ち」だけにとどまらず、読書を通じて生まれるコミュニティが魅力です。
私たちはどんなバックグラウンドを持つ方でも歓迎します(交換留学生でも、日本語に自信がなくても大丈夫です!)。多様な声がイベントに彩りを与えてくれることを楽しみにしています。
現在私のお気に入りの本は、カズオ・イシグロの『日の名残り』、アーシュラ・K・ル=グウィンの『闇の左手』、太宰治の『斜陽』です。積んでいる本には、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』、残雪の『新世纪爱情故事』、杨双子『台湾漫游录』、そして他にもたくさんあります!
2024年に慣れる間もなく、もう年末が近づいてきました。来年も積読リストを攻略しつつ、さらに新しい本を追加していくのが楽しみです。皆さんもツンドクラブに参加してくれるのを楽しみにしています!
以上、りさでした!
ツンドクラブ入会フォームはこちら:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd_Elyz_AhhTtCS4YyRUbRhmIPBcILzLlKMkAI-9bXmFJ08WQ/viewform