うつみさとるのショートスピーチ「憲法改正の問題点」

街頭演説の一部をご紹介しています

これからどの政党も「改憲」というものについて考えざるを得ないし、推し進めようとしている政党が非常に多いと認識しないといけません。
改憲草案を自民党を中心とした与党が出しています。しかし他の政党もそれに近いような改憲草案を出していたり、それに実質賛成しているような政党も多い。そして反対しているかのように装っている政党であっても、「論憲」という言葉を使い、改憲について議論するという政党ばかりなんです。このままでいくと日本人は選挙が嫌いで投票率は上がらないので、改憲が既定路線になり、自民党を中心とした改憲草案がそのまま実行に移されていくのが間違いないくらい、改憲に傾いています。

しかし、自民党の改憲草案の中身は本当に酷い。新聞では大体1条と9条しか話題にしません。
9条で自衛隊を明記するかどうか、国防軍にするかどうかという記者の質問に対して、私は反対だと答えました。自衛隊は既に存在しているから、その存在まで左派の政党のように否定はしません。復興を頑張ってくれている自衛隊を根こそぎ否定はしませんが、「国防軍」にするのであれば、まさに戦前のイメージですよね。
私は自民党の改憲草案全てに対して非常に反対の立場をとっている。もっと言うと改憲に対して今の段階では明確に反対で、私は世間一般に言う「護憲」と呼ばれる人間になるのだと思います。

そして改憲草案の中身は1条と9条だけではないんです。18条も、19条も22条、66条、94条、様々酷い内容で、一言で言えば権力者を中心に、権力者側を優遇するような中身になっています。立憲主義の大原則は権力者から国民が守られるために憲法ができたというところがあります。

権力者が自分たちの権力を好き勝手に行使するために憲法を都合よく変えるということは、そもそも憲法の理念そのものに反しているということが言えるわけです。
例えば国に逆らうようなデモや集会、結社というのは自民党の改憲草案では禁止になりますから下手すると捕まる。草案の中身ではそうなっています。財産権だって国に適合ということになっているので、もし紛争や戦争が起こったら皆さんの財産は国に持って行かれても文句は言えない。それを憲法が担保する、そんな中身になっています。その上通信の傍受も可能になります。

そんなことが憲法改正の中で本当に謳われているんですよ。これは最低限の自由の侵害にもなりかねません。

これについては日弁連も反対していますし、沢山インターネットでも情報は転がっているのではないかと思いますので、そちらの方も見て頂ければと思います。

#うつみさとる
#河野太郎を許さない

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