食なんかよりも重要なこと

ちまたの代替療法本やネット情報を見ていると、かなり多くの話題が食になっています。
やれ栄養がどうとか糖質制限がどうとか、断食がどうとかマクロビがどうとか、マグネシウムがどうとか糖分がどうとかリーキーガットがどうとか、添加物がどうとか美味しいのが一番だとか、食品流通がどうだとか自然農がどうとかコンビニがどうとかいってますが、非常にちっちゃい問題だと思います。
 
もちろん日々の体を作るのは食事なので考えるのはよいですし、化学や栄養学が常に間違っているわけではありませんが、そんな目で見えるようなレベルだったり、そのへんの本屋の本を読めばわかるようなことで、一喜一憂している方がよほど問題です。
私は必ず食ひとつとっても物理学的なとらえ方を重視していますが、それさえもちっちゃな問題だと思うのです。
 
端的にいうなら、食よりも重要なのは自分の精神であり、自分の自立性や自分の軸と呼ばれるものでしょう。
また、なぜその癌になったのかという関係性の理解です。
自分の精神と肉体との関係、場所と癌との関係、症状と精神との関係について理解し、自分の深層心理に何が隠れているのか、それをこそ理解する必要があります。
実は自分の軸がなく、関係性の理解がなければないほどに、一つの理論や化学理論に固執することになり、一つの食事療法に執着していくことになるのです。
 
真の意味で自立していて軸がある人は、他人が違う食事法をしていようと意に介しません。
そもそも食事だけで病気が治るとは考えません。
軸があり病気にならない人であれば、誰かに言われただけの食事療法には手を出しません。
人それぞれに違いがあり人それぞれに体質があり、社会に陰陽と混沌があるからこそ論争が起こっていることまで、すべて理解したうえで自分の道を決めるのです。
自分の軸があれば人におちょくられても笑って返せます。
自分の軸があればどんな権威が動いても、自分で調べて決めるようになります。
 
自分の軸があればなにかの栄養学や断食理論や社会毒論、さらにいえば代替療法的概念に固執することはありません。
自分の軸はある中でどんなものにも好奇心を持って、吸収しながら自分を大きくする度量があります。
自分の軸があるように装う〇〇学信者は、必ず自分がやっている学問が正しいというのです。
そういうものに巻かれている人たちが病気になっています。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
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