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【Caligula2】レビュー・感想・解説・攻略《PS4》

本記事は、2021年6月28日~2021年9月5日に書きました、
【Caligula2】のレビュー・攻略記事を
まとめて再編集した記事です。
現在のアプデ・パッチで多少異なる場合があります。



《パッケージ・特典》


限定版付属CDと、DLCが欲しかった為、
限定版を予約購入しました。右は予約特典CDです。

CDの違いは、
予約特典が『スペシャルアルバムCD Side.リグレット』
限定版が『スペシャルアルバムCD Side.キィ』
と、ボーカルが違います。
また、限定版にはCD・リアルアイテムの他、
追加楽曲DLCもありまして、
前作の曲が3曲、本作に追加されるとの事で、
これは予約するしかない!と思いました。
(楽曲は『Orbit』『Distorted † Happiness』『Suicide Prototype』
ボーカルは、キィさんです)


現在は、デジタルデラックス版か、
3曲セットのDLCを購入する事で入手出来ます。
今、検索して知ったのですが、単品販売で
『トキメキ*リベリエ』『ピーターパンシンドローム』
『Love Scope』もあるのですね!


《シリーズの特徴・前作との違い》


【Caligula】シリーズ最大の特徴が、
現代病理・トラウマの描写で、
タイトルも《カリギュラ効果》という心理現象が由来です。
(例 見てはいけないと言われると、見てしまいたくなる。
【Caligula】の説明書で、
《カリギュラ効果》を体験出来る仕掛けがありました)

私は当時、ゲーム誌でvita版【Caligula】初報の記事を読んで、
世界観や物語が気になった事もありますが、
長年好きな別のゲームタイトルの、
シナリオ・音楽の方が携わっているという点も気になり、
予約購入して、クリアしました。


vita版は、あと少しでトロコンでしたが、
【Caligula Overdose】はトロコン。
本作【Caligula2】をクリアした後で、小説版も読みました。


『因果系譜』


本作最大の特徴は、
全てのキャラが悩み・トラウマを抱えているのですが…、
メインキャラだけではなく、サブキャラも同じく。
そして其の、サブキャラの人数が驚く程に多いうえにサブクエストも有り、
【Caligula】では500人以上、
【Caligula2】では私が知る限りでは公表されていませんが同じくらいかと。
また、全てのキャラが誰かしらと友達だったり、グループだったり…と、
何かしら繋がっていまして、


因果系譜(人物相関図)の一部

其の人物相関図《因果系譜》を作る事が、本作の魅力の一つです。


また、一人一人にプロフィールがある事や、


仮想世界のプロフィールではなく、現実世界でのプロフィール

親密度を上げる・クエストをクリアする事で
其のキャラの本当(げんじつ)の姿を知る事が出来ます。
仮想現実世界と異なる姿に驚く事も多々。
個人的に、前作でもですが、トラウマの命名が
そう来ましたか…と毎回、ハイセンスさに驚かされます。

前作ではプロフィール開示が、かなり大変だったのですが、
本作では簡単になり、《因果系譜》を埋めるのが楽になりました。
ただ、移動が大変な事は変わらず…ですが、
クリアする為に必要なトラウマを持ったサブキャラを
パーティーに入れて会わせる手間が無くなったのは良いですね。
…反面、本作では、サブキャラをパーティに編成する事は
出来なくなりましたが。

帰宅部部員(メインキャラ)の親密度は、
パーティに編成し、バトルをするうちに上がり、
ストーリーが、ある程度進みますと、
個々のキャラエピソードを見る事が出来るのですが、
いくつかのエピソードでは、
選択を間違えますと、関係が壊れてしまいます。
前作よりペナルティは重くないですが、
キャラエピソードを始める前に、必ずセーブをしましょう。
最後までエピソードをクリアしますと、
現実のプロフィールが開示されます。


『バトルシステム』


そして本作のバトルシステムも独特且つ特徴的で、
まず本作の通常敵は、舞台である仮想現実世界
《リドゥ》への依存度が上がっているキャラです。
↑レベルの横の%が依存度で、
50%以上・紫色に変わっていますと、デジヘッド(敵)に変貌します。
基本的には、ダンジョンの固定の場所で、
巡回している無名の敵と戦うのですが、
依存度が高くなった名前があるキャラ・
《因果系譜》に載っているキャラと戦う場合もあります。

バトルをする際、一定範囲内にサブキャラが居た場合、
範囲内に居るサブキャラは《リドゥ》への依存度が上昇します。
敵になった際、バトルに勝利する事で、依存度を下げる事が出来る他、
再び話しかける事が出来ます(倒してもキャラは消滅しません)


バトルに移行しますと、フィールドBGMがボーカル付きになり、


歌に合わせて歌詞も表示されるという、
本作では、ハイセンスなバトルフィールドが展開されます。

前作同様、本作でもフィールドBGMを担当されているのは、
著名なボカロPさんの方々で、どれも素晴らしく
私は今でもイラストを描く際の作業BGMにしています。


…と、音楽が素晴らしいだけに、
フロアージャック(主人公さん達が有利になるスキル)で
発動中に流れる曲を設定する際、曲毎に効果が違う事で、
自由に曲を設定出来ないのが、少し残念に思えました。


そして、【Caligula】シリーズの特徴であり、独特なバトルシステム。
未来予測(イマジナリィチェイン)
攻撃が成功するか・相手に、どれだけダメージを与えられるか、
また、相手がどんな行動をするか、
と、先のバトル状況を予測する事が出来ます。
ただ、必ずしもそうなるとは限らず、
左上のパーセンテージで判断するしかありません。

ちなみに、前作では、1ターンで3回行動が選択出来たのですが、
2は1ターン1回行動で、バトル進行がスムーズになったものの、
シンプルになった事で、多くの戦術を考える楽しみが
減ってしまうという、…ただ此れは、どちらが良いとは言えず、
好みが分かれる点かと思います。


個人的に1ともに思った事で、
バトルに移行した際、主人公さん・帰宅部部員さん達の見た目が、
其々のトラウマを表面化した姿(カタルシスエフェクト)に変わるのですが、
此のデザインが痛々しくも美しくて好きですね。


《本作の特徴》


『ストーリー』


まず最初に、2を冠している本作、
《メビウス》(前作の舞台である仮想現実世界)の話題が度々出る他、
個人的には、あるキャラを、前作から知った方が良いと
思う事から、前作をクリアしてから本作を始めた方が、
驚く事が多いかと思います。

そして、一般的に前作の方が、よりメインキャラに
共感出来る部分があったかと思いますが…、
個人的にはメインキャラの一人に
共感出来たので良かったと思います。
ともあれ、今作も因果系譜・サブキャラが多い為、
共感出来るキャラは、少なくとも一人は居るかと。

ちなみに、其のメインキャラのトラウマは、
学生時代の自分と同じで、
其の人物の最終的な答えも、自分と同じ答えでしたが、
私の場合は、答えに辿り着くのに約10年かかりました。
こうしてゲームを通じて、同じ悩みを持ったキャラを見つけて、
少しでも早く気付いて、答えを見つけられれば良いなと思います。

また、楽士(敵)の一人の考えが軽薄すぎると思いますが、
意味とはそういうものという、
リアリズムがあって良いかと個人的に。

また、あるキャラを、もっと知りたい場合は、前作をクリア後、
小説版(題名からしてネタバレの為、クリア後に検索推奨)を是非。


『ルート分岐』


本作の分岐は、2つ。
ノーマルエンドと、物語の途中で終わるBAD ENDなのですが、
BAD ENDのクリアデータをロードし、
NEW GAME+で最初から始めますと、
BAD ENDクリアでしか入手出来ない楽曲が追加されます。
其の為、シルバートロフィー『キィの歌声』を手に入れるには
2周クリアしなければなりません。


《1周目クリア後の感想》


「一つ別のゲームを挟んで、一旦気持ちをリセットしてから
トロコン目指します」
…と、2021年9月5日の記事に書いてありましたが、
其の後すぐに数年間、ゲームをする時間が
殆ど無くなってしまった事から、
プラチナトロフィーを取れていません。
とはいえ、今は当時と違う為、
時間を見つけて少しずつ進めようと思っています。



【Caligula2】 CERO:C
Switch・PS4
DL版・製品版2021/6/24

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【Caligula2】

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