「」
話を元に戻そう
6年前 あなたのことが好きになって 彼氏と別れた
5年前 あなたをあきらめようと決めて
4年前 あなたと同じタバコを吸う人と付き合って
3年前 あなたを忘れさせてくれそうな人と付き合った
3年も続くとは思わなかったけれど
受け入れてもらえる 大切にしてもらえる という感覚は
それだけでわたしにとって幸せで
そんな風に安心させてくれる相手を失いたくないと思った
わたしはきっとどこまでいっても不誠実で
それでも 続けてこられたこの関係は続ける意味のあるものなんだろうと思う
あの日 あなたに触れたくなかったのは
彼へのせめてもの操立てと もうひとつ
あなたを好きという気持ちを もう思い出したくなかったから
どうしてこんなにずっと好きなのか 自分でも説明はできないのだけれど
闇に葬る前にそういうことがあったということだけ
知っておいて欲しいと思うのは ただのわがままだけど