記録#24
ここ数日分の採血の検査結果をもらった。ほとんどの数値に「L」か「H」が付いている。
病院に運ばれた日に腎機能の数値が急降下しているので、その数日前から急激に悪化を始めたんだろう。9月の退院からまだ1カ月しかたっていないのに。
急激に悪化したものの、劇的な速度で良くなるわけでもないらしいので、点滴をしつつもう少し様子を見ていくことになるとのこと。
今現在の体の状態としては、頭の働きと食欲はまあまあだけど、重度の貧血などのため、ふらつきや、歩行困難がある。
付き添いなしに病室の外を歩くのは禁止され、看護師さんに清拭や洗髪をしてもらっている。個室なのでトイレはすぐそこだが、それでもちょっと足元がおぼつかない。
弱った高齢者みたいで情けないと思いつつ、普段から不摂生をしてなった結果じゃない(たぶん)と思っているから、自責の念がないのは幸い。
どうして病気になったの、どうしてこんなに年数がたってから再発する(わたしの癌腫ではレアケース)のなどと、「どうして」と考え始めるとドツボにはまるので、そこは突き詰めないでいる。弱っちいからつらいことから目をそむけちゃってるんだな。
初発のときは、ひとから「どうして病気になっちゃったんだろうね」と言われたことがあった。今はそんなこと言うひとはいなくて、たった10数年で、人々の意識や言動って変わるんだなと感心しておる。それに風邪をひいたひとに「どうして」とは訊かないもんね。
今日は5日ぶりくらいに頭を洗ってもらった。人に髪の毛を洗ってもらうってなんて気持ちいいんだろう。天国かと思ったわ。
美容院に行っても、シャンプーを軽視する店はわたくし信用しませんの。