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健康維持に焦る

少し前に健康診断を受けた。毎年受けているものの、これまで内容についてはほとんど無頓着だった。基準値の範囲を外れているものですらスルーしていた。
精密検査を受けるようにと指示されたものについては、素直に速やかにそのとおりにしているのだけど、そういうものに限って、というか案の定というか、検査を受けてもべつになんの問題もない……とは医者も言えないから「経過観察」ということになる。

むかし大病したくせに今さらかよという感じもするけど、ここ1年くらい少し体のことを考えるようになった。
今までもまったく考えてなかったわけではないけど、体を冷やさないとか1日1万歩以上歩くという程度でちょっとざっくりしすぎていた。だけどコロナによる外出自粛や、50歳になったことを契機に少し考えが変わった。

こうしてあまり外に出歩けなくなると目に見えて筋力が衰えそうになるのがわかる。30代だった頃ですら、長期間入院したあとはロングブーツを履いて駅まで歩けないくらい筋力が衰えていたのを思い出す。
もっと筋力をつけないと遠くない将来、歩くのもおぼつかなくなると焦った。生活が元に戻って運動量が増えれば、体力・筋力もすぐ回復するという自信がだんだんなくなってきている。

あとは糖尿病がこわくなった。がんよりこわいかも。身内に糖尿病になったひとはいないし、なりやすいと言われたこともないけど、糖尿病になったら大変だという認識がある。
というわりには、去年の健診で血糖値が高かった(104 mg/dl)にもかかわらず、まったくスルーしていた。1年前はぜんぜんそういうこと気にしてなかったみたいだ。っつーか、これがなにを意味するのかもちゃんとわかっていなかったかも。ちなみに今回は基準内(80 mg/dl)になっていた。
それに甘いものもやめられず、一応休肝日ならぬ休甘日を設けるようにはしているんだけど、コーヒー飲みにドトールに行くとついレジ横のバウムクーヘンとかを買ってしまう癖をやめたい。

わたしは学生の頃にお勉強をちゃんとしてこなかったので、体のことについておそろしく知識がない。
婦人系の病気になるまで子宮や卵巣がどこにあってどういう役割を担っているのかすら知らなかった。保健体育の授業でたぶん習ったはずだけど。
病院で基礎体温を測るようにと言われたことがあって、「基礎体温って平熱のことですか」と訊いたら、お医者さんからため息をつかれたことがある。「受付に婦人体温計っていうのがあるから。帰りに買っていってね」と言われた。

一方でダイエットにかんする知識はわりとあった。10代の頃はオリーブ少女だったので、そこからいろいろ教えてもらった(当時の「オリーブ」は、ほんとうにいい雑誌だった)。
有酸素運動は30分以上続けてやらないと脂肪が燃えない(今では続けなくてもいいとされている)とか、(血糖値の観点ではなく)どか食いを防ぐために野菜から先に食べるといいということとか。
おかげで、何十年も徒歩数は比較的多く、野菜から食べているのはオリーブのおかげ。

すっごく気をつけてもコロナにかかってしまうケースがあるように、どれだけ健康に気を使っても病気になってしまうことはある。またその逆のケースもある(うちのじいさん)。
若いときは自分の健康があやぶまれることなんて想像もしてなかったけど、今、自分の10年後20年後の年齢のひとたちを巷で見ると、現実の問題として考えざるを得なくなる。

わたしはいまだに自分が若いつもりでいるのか、年配のひとを見ると「お母さん」とか思ってしまうのだけど、いやいやいや少し年の離れたお姉さんでしょと我に返り、お姉さんか! とさらに我に返る。
シワが増えたり白髪が増えても化粧や髪染めで是正(ごまかす)できるけれど、ちゃんと歩けなくなったら全身にも精神にも影響が及びそうだ。コロナじゃなくても外に出るのが億劫になる。そして家の中で転んで寝たきりに直行とか……。
だからとにかく足腰はしっかりさせておくのは最優先であり、あとは姿勢を正しく。姿勢のためには腹筋も鍛えるということに命をかけている。
鍛えれば体はそれに応じて変化するのは実証済み↓↓なので、年齢を理由にもう今さらいいやと投げやりにならないほうがいいと思う。


体(骨格的な構造)のことを考えるきっかけの一つになったアマヤドリさんのストレッチ動画は、わたしにとって新しかった。
15分程度の短いバージョンも最近アップしてくれてるけど、みっちりバージョンを半年近くほぼ毎日やってたら姿勢や歩き方、座り方が変わった。ありがとうございます。


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