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記録#23

ヘッダーに載せる画像を探して、カメラロールをするするスクロールしてたら、去年も一昨年もその前から、自分にもずっと日常があったことが確認できてうれしい。
相変わらず猫の写真が9割を占めるけど、お花やおいしかったものがちゃんとあってよかった。

自分のあまり欲のない性格のせいもあってか、あれしたかったここに行きたかったという思いも強くはない。体力がないからそれどこじゃないというのもあるし。
でも今はまだ認知症にはなっていないので(たぶん)、理性を保っているけど、認知症や病状悪化でせん妄状態になったときに、自分がどう出るのか、ちょっと心配だ。今の自分が理性で自分を意図的につくったものであると思うから。
今はおとなしくしていても、認知症になると「やなものはや!」と主張するらしいので。

そういえば、うちの祖母もそうだった。施設に入ることを拒み、やがてあきらめて状況を受け入れたのか、主張する体力気力がなくなったのか、やがておとなしくなり、施設入所後、程なくして他界した。

とは言え、認知症の人たちが拒絶ばっかりしてるわけじゃないのだと思う。
いろんな理由で本人の希望は通らない。彼らの少ない希望(家で生活する等)は、さまざまな都合によって叶えられず、だから周りから見たら拒絶ばかりが目立ってしまう。
なにも言わなければ拒絶にならないのかと問えば、そうでもないんだろうなと思う。
見かけはおとなしいお年寄りでも、いや、だからこそ、あきらめたり受け入れたりしたものごとがたくさんあったに違いない。
ぷんすか怒っているときのほうが、まだ安心かも。

肉体はもうよれよれで、なにをするのも今まで3倍くらい時間がかかるようになっちゃったのだけど、心の健康寿命は生きてる限りはなるべく引き伸ばしたいわね。

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