うつを甘くみてました_239

ブリ猫。さんという人のはなし ③

2017年、秋。

忘れたころに、ブリ猫。さんから連絡がきました。


「とある出版社で書籍化の話がすすんでいたけれども、

うまくいかなくなってしまい……。

信頼できる人と、書籍化を目指したいんです」


そんなことをいってくれました。

私は、

「光栄だけれども、私はエッセイの書籍を作ったことがないので、最適な編集者とはいえないと思う」



と、けっこうわかりやすく、遠慮しました。


そうなんですが、



ブ「そこをなんとか」

鴻「いやいや」

ブ「まあまあなんとか」

鴻「う、、、うううん」

ブ「おねがいします」

鴻「じゃ、、じゃあ、、、年末か年始のコミックスの会議にかけてみますか……」

と、やり取りの流れでコミックス会議に企画を提案することに!!!!!


なぜだ????

実はこれは今現在も、不思議に思っていることです。

なぜ私はいま、この書籍の編集をしているのでしょう。


この本が『病気を克服するための本』であれば、きっと私はこの本の編集はしない、とてもじゃないけれどもできないと思います。

またいずれnoteに書ければと思う内容でもあるのですが、

この本は『双極性を受け入れる人生の本』です。

ブリ猫。さんの、イチ人生であり、うつ病、双極性障害に関するイチ事例書でもあります。

それが魅力的だと思ったから、私はこの本の編集をすることに決めたのでした。