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昨日の僕を
「昨日の僕を」
世の中に八百屋とか風呂屋が存在する様に、
はにかみ屋や照れ屋なんていう商売が
あればいなと考えた。
その店の中には、少年少女時代の心を
忘れずに温めている純な人達がいて、
日々の忙しい生活の中に「照れ」や
「はにかみ」の方法を置いてきて
しまった訪問者に、それを自ら
演じてみせる事により思い出させる。
幸せを与える。素直な自分に戻してあげる。
そしてお金は取りません。
(1992年)
詩集『バーミキュライト』(新風舎)より。
※背景の原画は中学時代、美術の授業で制作したもの。