存在しない敵と戦っていたら商機を逃しかけた話
U.T.パートナーのトモナリです。
私はU.T.パートナーとは別に、中小企業で救急用品を取り扱うオンラインストアを運営しています。
オンラインストアはお問い合わせメールアドレスを公開していることもあって、お客様からのお問い合わせ以外に、結構いろんなところからメールも送られてきたりするのです。
営業のメールならまだ良い方で
1,000万円あげるから連絡くれだとか
何もしなくても1日10万円振り込まれますとか
誰も知らないゴルフの上達方法を教えますとか
3日で血圧が劇的に下がったとか
タイトル見ただけでお腹一杯なメールが日々届くわけです。
ある日の迷惑メール?
そんなある日のこと。
「こんなメールが来てるんだけど、詐欺かな?」
お問い合わせメールアドレスを確認した上司に声をかけられました。
メールの詳細はぼかしますが、とある有名な大企業の担当者を名乗り、弊社の製品を購入したいので見積もりを送ってほしいと書いてあり、「この商品です」とショッピングサイトのURLが貼ってありました。
「このURLって、踏んだらまずいやつなのでは」
「……ですね、なんかあやしい」
検証してみる
URLの後ろにはエンコードされた(要するに、ぱっと見て意味不明な)文字列が並んでいて、リンク先が本当にショッピングサイトかどうか分かったもんじゃありません。
うっかりクリックしたら変なサイトに飛ばされて、ウイルスに感染したり情報を抜かれたりするかもしれません。
「詐欺かな?」
しかし、本文には当社製品に関する言及があり、不特定多数向けのスパムというわけではなさそうです。
「手の込んだ詐欺かな?」
示されたURLの文字列をデコードしてみると、ちゃんと弊社製品の名前になっています。
「ふむ……どうやらリンク先は本物みたいですね」
となると、本物の可能性が。
「しかし、あの会社がなんでわざわざうちに?」
やっぱり詐欺かもしれない。
その後、本物のオファーだったことが判明したのですが、ものっすごい疑って、危うくお客様を逃すところでしたという話でした。
中小企業が考えたこと
今回の件。
自画自賛になってしまいますが、私を含め弊社側が出所不明なメールに対して軽率に動かない用心深さを持っていたのは間違いありません。
しかしそれ以上に
「うちみたいな所に、わざわざ大企業が声をかけてくるわけがない」
という思い込みがあって、下手をしたらせっかくのお客様を見逃していた可能性もあったのでした。
会社の規模とかは関係なく、ニーズはあるところにはある。
中小企業側としては、そうした矜持を持つことが必要だと思った次第です。
一方で、自信満々になっちゃうと今度は本物の詐欺メールに引っかかっちゃいそうな気がするので、塩梅が難しいところですね。
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