かぎろい

1番星が森で見つかったら走って川の魚に教えてあげてもこいつは全然興味がなくて一瞥もくれずに滝を登って竜になっちゃったから溢れた鱗で指輪を作ると朝が竜を呑んで朝はその瞬間に大きな鳥になったから追いかけるような星の声がするので見つけるために指輪を外して指輪から覗いたら竜が鳥の腹を裂いて星に向かって夜を泳ぐのを鳥はそれはもう怒りながら竜にはらわたでしがみついてそのうち一つの化け物になったら指輪の虚にすっぽり首を突っ込んできたのでこれは大事に箱にしまおうと両手に乗せると砂に変わったけどここは砂漠でさっきまでの森も川も竜だったとわかった朝を待っても鳥はきっと来ないだろうと砂漠に顔を埋めていくとそこに暗い星

触れたら爛れた

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